はにわ旅日記

日本中を自分の足で旅したい!

丹沢日記【東丹沢】柏木林道〜ヨモギ尾根

 こんにちわ、うちだまです。

 東丹沢には三ノ塔の北側に「蓬平(ヨモギ平)」があると知りました。山と高原地図には載っていませんが、ネットで見る限り好印象な場所です。行ってみるとその期待に違わずいいところでした。

  • コース番号・名称
    99・柏木林道、100・門戸口コース、106・ヨモギ尾根
    ※コース番号、コース名は「東丹沢登山詳細図」によります。
  • 日程:2021年1月17日(日)

f:id:uchidama0520:20210123171059p:plain

アプローチ

f:id:uchidama0520:20210123201902j:plain

 今回は蓑毛バス停から始めます。小田急線・秦野駅からヤビツ峠へ向かうバスと路線は重なりますが、蓑毛までなら本数も多く、また、大山への西の玄関口として多くの人が利用します。 

蓑毛バス停〜札掛

f:id:uchidama0520:20210124112059j:plain

 舗装路を歩きマス釣りセンターとみのげ茶屋を過ぎたところで分岐に当たります。ここで千元院のお地蔵様にご挨拶しました。

f:id:uchidama0520:20210124114002j:plain

 春嶽堰堤に着くと、やっと山道の雰囲気が出てきます。ここは春嶽湧水が湧き出る水場でもあります。

f:id:uchidama0520:20210124114312j:plain

 すぐに分岐点が現れます。普段は一目散にヤビツ峠を目指すのですが、今回は滝を見に立ち寄ります。

f:id:uchidama0520:20210124114707j:plain

 狭めの道をトラバース気味に登っていき、いくつかの堰を越えます。お手製の道標があるので、そこから沢の方へ下りていきましょう。

f:id:uchidama0520:20210124114938j:plain

 髭僧(ひげそう)の滝には初めて来ました。写真で見るより落差もあり、見応えありました。

f:id:uchidama0520:20210124121033j:plain

 引き返して先ほどの分岐点をヤビツ峠方向へ進みます。ここからはひたすらに登るのみです。

f:id:uchidama0520:20210124121310j:plain

 ヤビツ峠からは門戸口コースを抜けていきます。その詳細はこちらの記事でご覧ください。

f:id:uchidama0520:20210124121456j:plain

 きまぐれ喫茶の脇から舗装路に出ます。札掛に向かってしばらく道なりに北上です。

f:id:uchidama0520:20210124121810j:plain

 途中にあるBOSCOキャンプ場からでも蓬平に行くことはできますが、今回は通過、直進します。別な機会にここから登りたいです。

f:id:uchidama0520:20210124122430j:plain

 境橋を越えて清川村に入ったすぐ左手に道標があります。その先に吊り橋が見えるのでここを渡り、そのまま河原へ向かいます。

札掛〜蓬平

f:id:uchidama0520:20210124123003j:plain

 渡渉してすぐに目の前の斜面に取り付きました。ただ、はっきりと踏み跡が見えず、やむなく強引に尾根に上がりました。地形図通りの広い場所に出られれば大丈夫です。

f:id:uchidama0520:20210124124403j:plain

 ヨモギ尾根に乗ってしまえば後はまっすぐな一本道です。道標こそありませんが、広々とした雰囲気の中、誰ともすれ違わない閑静な登りが快適です。

f:id:uchidama0520:20210124125218j:plain

 地形図上の806地点ではフェンス沿いに踏み跡が続きます。北西方向にも道筋が感じられますが、そちらには入りません。

f:id:uchidama0520:20210124125448j:plain

 半開きの柵戸を抜けると草地となります。木々が無くなり、開放感があるこの場所をそのまま直進していきましょう。

蓬平〜蓑毛バス停

f:id:uchidama0520:20210124130003j:plain

 左手から別な踏み跡が寄って来ます。自分の進む道筋と交差する点に小さな標識があるのが見えます。ここが蓬平です。

f:id:uchidama0520:20210124130345j:plain

 山の奥地にぽっかりと開いた場所です。誰もいなくて何の音もしません。空間ごと切り抜かれた感覚で、そこに一人でいることが特別に思われました。

f:id:uchidama0520:20210124130845j:plain

 休憩用の台からは大山がよく見えます。ここでのんびり食事や珈琲なんかいいでしょうね。

f:id:uchidama0520:20210124131023j:plain

 蓬平の全景です。あえて矢印等を付していませんが、踏み跡や標識、休憩台それぞれわかりますか? ちなみに写真奥から入ってきました。右手へ向かうとBOSCOキャンプ場に出ます。

f:id:uchidama0520:20210124131218j:plain

 さあ、それでは次へ進みましょう。傾いた戸を抜けて正面に見える三ノ塔を目指します。この先は徐々に傾斜が強くなります。

f:id:uchidama0520:20210124131544j:plain

 モノレールと出会うと、そこからはレールがガイドしてくれます。ときどき跨いで踏み跡を通ります。

f:id:uchidama0520:20210124131841j:plain

 途中でレールが2本になり、その後合流します。ヨモギ尾根を下る場合には左手(西側)のレールに沿うと蓬平方向です。

f:id:uchidama0520:20210124132242j:plain

 モノレールが終わるとすぐに視界が開けて一気に丹沢山地が広がります。

f:id:uchidama0520:20210124132540j:plain

 ここで一般登山道に出会います。左手トラロープの奥から登ってきました。

f:id:uchidama0520:20210124133033j:plain

 お地蔵様にご挨拶。

f:id:uchidama0520:20210124134053j:plain

 三ノ塔にはすぐに到着です。この日、富士山は雲がかかっていました。

f:id:uchidama0520:20210124134612j:plain

 下山は表尾根を使いました。整備された道を駆けていき、ヤビツ峠を経由して蓑毛まで柏木林道を下りました。

f:id:uchidama0520:20210124135246j:plain

 バスが今まさに出発するところに飛び乗りました。バス停タッチでお疲れ様でした!

まとめ

  • 柏木林道は歩きやすく、ヤビツ峠と蓑毛をつなぐ連絡道です。
  • 髭僧の滝へは柏木林道途中から分岐を登ります。
  • ヨモギ尾根は取付きがわかりませんでしたが、道が広く明確でした。蓬平は訪れるだけでなく、じっくり滞在してもいいでしょう。

お願い

  • ヨモギ尾根には正式な道標はなく、木道整備などもされていません。地形図やコンパスの装備をお勧めします。
  • 本記事は筆者個人の感想に基づきます。気象や季節、尾根状況などは現況が優先されます。登山者本人の判断で安全に行動してください。