はにわ旅日記

日本中を自分の足で旅したい!

関東ふれあいの道・群馬12 裏見は叶わず

こんにちわ、うちだまです。

関東ふれあいの道・群馬編は7回目のアタックです。前回のゴール地点・横川駅を再訪し、そこから森林公園を抜けて滝を見に行きます。とてもロストポイントの多いコースで悩まされました。

  • コース:12・小根山森林公園へのみち
  • 日程:2024年3月31日(日)
  • 距離/コースタイム:7.9km/3時間30分

アプローチ


高崎駅からJR信越線に35分ほど乗り、横川駅まで移動します。おおよそ1時間に一本のダイヤです。空いていて楽ですし、交通系ICも使えます。

起点〜小根山森林公園


前回のゴール地点に戻ってきました。起点・横川駅です。トイレはありますが、駅売店やコンビニはなく、自販機で飲料を買えるだけです。


荻野屋の角を左折します。ところで群馬県HPでは横川駅を起点としていますが、県作成の地図ではこの次の場所を起点としていて、ホントに悩ましいです。


数十mで写真の場所に着きますが、いきなりのロストポイント。筆者も直進してロストしました。それにしても道標の位置が悪すぎますよね。


割れたアスファルトの上には前日までの雨で湿った落ち葉が積もっています。子育地蔵に挨拶をして奥へ進みます。


トレイルは閑静で、一見整った道に見えますが、大小の枝が散乱していて踏むたびに跳ね返り、剥き出しの脛に当たります。


一旦舗装路に出て道なりに進むと、丁字路にぶつかります。正面に道標がありますが、非常に見えにくいです。おそらく夏場は草陰に隠れてしまうでしょう。


時刻は10時少し前。明るいながらも周囲に人の気配はありません。上記の場所では右へ上がっていくのが正解です。

じんわりと登るトレイルは綺麗に整っていてジョグでテンポよく進めます。しかし、ここで再びロストポイント。道標には気付きましたが、道なり直進を示していると勘違いして間違えました。


この後、しっかりと登ります。地図で見る限りまだ森林公園ではないはずですが、このゾーンが最もトレイルらしいところでした。

小根山森林公園〜仙ヶ滝


登り切ると小根山森林公園に入ります。9時開園とのことで、ここにゲートがありますが、その内側に出てくるのでトレイルを使えば時刻に影響を受けないのかも。


ここから今度はしばらく下り基調。駆け出そうとすると紛らわしい分岐に出くわしました。答えはど真ん中を直進です。


道は途中からトレイルに変わり、快調に飛ばしているとロストポイントです。ここまで下り基調で、かつ、もっともらしく標識があるので右へ降りたくなりますが、ここを左です。


さらに連続してロストポイントが襲いかかります。ここは右が正解で「ポプラの園地」に行ってはいけません。GPS大活躍。


淡々と下った先で林道に出ます。トレイルは終わりで、ここからは舗装路を登ります。軽トラとすれ違った他は誰とも会わず、ひとり黙々と進みました。


この分岐点が林道登りのピーク。最後のロストポイントですが、まあ問題ないでしょう。直進して今度は一気に駆け下ります。


付近に動物たちの気配はなく、聞こえるのは走る自分の息遣いだけ。トレランレースに出ているような気分でした。


林道は退屈ですが、不意に右手に下る道と道標・案内板が出てきます。ここを逃さないようにしましょう。

仙ヶ滝〜終点


やや急な坂を降りてまもなく目的地へ到着します。先客はおらず、独占状態。ベンチやテーブルがあるので休憩にもいいでしょう。撮影ポイント・仙ヶ滝です。

仙ヶ滝は群馬県安中市を流れる九十九川の上流域に懸かる落差15mの直瀑である。(略)その裏は洞窟となっており、周回でき、裏見を堪能できる。
(出典:滝ぺディア

この「裏見」に期待していたのですが、崩落の危険から現地ではパイプ柵が組まれて、滝の近くへ立ち入ることができませんでした。
ちなみに松井田城陥落の際にここに身を投じた人の名から滝の名前がついたそうです。


さて、林道に戻ってラストスパートしましょう。沿道には数本の山桜が綺麗に咲いていて目を楽しませてくれました。


民家のあるエリアに出て、さらに道なり直進です。もうそろそろか、と思い始めたところで案内板を発見。しかし、終点はまだ先です。


住宅街への入口という雰囲気の交差点に出たら、そこが終点・土塩(ひじしお)です。コース途中のような場所ですが、なんと、ここがゴール。


先人の記録によると、かつてここにバス停があったようですが、真偽は不明。現状でバスはなく、横川駅(7.9km)へ戻るか、西松井田駅(5.5km)へ行くしかありません。もちろん徒歩かランです。ひどいコース設定ですよね。

終点〜西松井田駅


筆者は西松井田駅を目指します。5kmちょっとなのでランで繋ぐ計画にしていました。


群馬県も次のコース13へ連絡するルートを示してはいますが、まずまずの距離があってあまり現実的ではなく、かつ、連絡移動した後の展開を考えて使わない選択をしました。


県道をひたすら真っ直ぐ進み、アップダウンを経て後半は一途な上り坂です。天神山トンネルを抜けていきますが、中の照明は明るく、歩道もあります。持参したヘッドライトは使いませんでした。


ということで西松井田駅に到着。無人駅で寂しいところですが、駅舎タッチポーズで改めてのゴール。お疲れ様でした!


なお、西松井田駅周辺ではコンビニなどお店はまったく見当たりません。自販機も駅改札に一台あるだけですので、十分お気をつけください。

まとめ

  • 起点直後の取り付きや森林公園内の分岐などロストポイントが多いです。
  • 仙ヶ滝は2024年3月現在で立ち入りが禁じられています。
  • 土塩を通るバスはありません。ゴール後の移動は要検討です。
  • 起点〜終点のコース上にはコンビニ・自販機・トイレはありません。終点〜西松井田駅のルート上にもコンビニはなく、途中に自販機が一台あるのみです。

群馬県コース】
 これまでの踏破距離:13コース・149.7km
 残りコース数・距離:22コース・205.6km

関東ふれあいの道全体】
 神奈川県コース:150.9km(全踏破)
 東京都コース :  91.9km(全踏破)
 埼玉県コース :155.5km(全踏破)
 群馬県コース :149.7km
 累計踏破距離 :548.0km
 ※上記の集計ではコース設定上の距離を用いており、実測値とは異なります。

ご覧いただきありがとうございました。
次回はコース13「山菜のみち」です。