こんにちわ、うちだまです。
東丹沢登山詳細図を眺めていて、寄大橋側から後沢乗越へ出るルートがありました。そこから鍋割山を狙うのも悪くないのですが、さらに地図上で視線をずらすと小丸尾根の隣に真っ直ぐ登る尾根ルートがあり、これらを繋いでみることにしました。
- コース番号・コース名
118・ウシロ沢経路、127・マルガヤ(丸萱)尾根
※コース番号、コース名は「東丹沢登山詳細図」によります。 - 日程:2021年2月13日(土)
アプローチ
小田急線・新松田駅から富士急湘南バス利用です。ここから櫟山〜栗ノ木洞を経由して鍋割山を目指す人が多く、西のシダンゴ山へ行く人もいます。
寄バス停〜後沢乗越
まず、寄(やどりき)バス停から北へ伸びる道を進みます。 この日路傍の河津桜が見事に咲いていて、長く退屈な舗装路歩きを楽しませてくれます。
赤い鉄橋が寄大橋です。その手前には路肩に5〜6台の車が停まっています。既に入山している人たちでしょう。車止めのゲートを抜けて奥へ踏み入ります。
なおもしばらく舗装路が続きます。人の気配はなく、ひっそりとする中、藪の中に道標が隠れるようにして設置されています。ここがウシロ沢経路への入口です。
夏場では道自体が藪の中に隠れそうな雰囲気ですが、踏み跡に沿って入りましょう。すぐに堰堤があるのでそれを越えます。
詳細図ではこのルート上に5箇所柵戸があると記載されています。その1番目が早速現れました。通過して上がっていきます。
道標が現れるので倒木を越えて直進しました。左は別なルートのようです。
以前はこのルート上の木橋は相当傷んでいたようですが、現在は補強されています。ただし、これは作業者のために作業道として整備されたものなので、登山道整備と勘違いしてはいけないのでしょうね。
2番目の柵戸が橋の手前で外されています。おそらく復旧整備のときにこうなったのでしょう。
崩落箇所にも厳重な補強が行われています。休日のせいか、作業者の方の姿はありません。
詳細図に書かれている目印は現況では当てはまりませんし、安全度ははるかに上がっています。拍子抜けするほどです。
この残置ロープのある箇所が補強実施箇所の最後です。奥にある堰堤を越えると踏み跡が薄まります。
ここで最初のロストをしました。対岸の木にテープがあり、それに引かれて左岸へ渡ってしまいました。このまま右岸を進むので正解です。
その後は補強こそ無いものの、踏み跡が見える道です。山火事注意の標識もあり、安心感を覚えました。しかし、気を緩ませた途端、右岸の道が失われ、沢の中央に下されました。
ここで2回目のロストです。奥に見える堰堤に行き詰まっても仕方ありません。迷った挙句、左岸の斜面に取付き、強引に登りました。正しい道筋はちゃんとあるのでしょうね。
斜面を上がり、フェンスの内側に入ると明らかにそこは人の手が入った林でした。ここから堰堤の方に向かって奥へ進むと、整備された作業道がありました。
尾根に乗ると踏み跡も明確で、真っ直ぐ登るのみです。傾斜が緩くなり、痩せた尾根が現れるところまで来ると、左手前方から談笑する声が聞こえてきました。
3番目と4番目の柵戸は見つけられませんでしたが、5番目の柵戸はルートの脇に片付けられています。
柵戸の跡を過ぎてすぐに一般登山道に合流します。左に向かいましょう。
後沢乗越に到着です。直進すれば鍋割山、右へ下れば二俣経由で大倉バス停方向です。
さて、この後マルガヤ尾根を狙いましたが、その模様は後編でお知らせします。