はにわ旅日記

日本中を自分の足で旅したい!

関東ふれあいの道・神奈川11 阿形と吽形

こんにちわ、うちだまです。

関東ふれあいの道アタック5回目は、コース10から12まで一気にクリアを狙います。前回のコース10に続いてコース11へ入りましょう。

関東ふれあいの道については「NATS自然大好きクラブ」をご覧ください】

  • コース:11 順礼峠のみち
  • 日程:2019年12月27日(金)
  • 距離・コースタイム:8.8Km・3時間15分

【神奈川県コースの全体図】

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目次

  1. 今回の見どころ
  2. アプローチ
  3. 起点〜日向薬師
  4. 日向薬師〜順礼峠
  5. 順礼峠〜終点
  6. まとめ

今回の見どころ

日向薬師に限ります。日本三薬師や武相四大薬師に数えられている、県内でも屈指の古式ゆかしい寺院です。

日向薬師は、元の名を日向山霊山寺(ひなたさんりょうぜんじ)と称した薬師如来信仰の霊場で、関東地方では有数の古寺である。(中略)

建久3年(1192年)8月9日条には、源頼朝の妻・北条政子の安産祈願のために読経をさせた寺院の1つとして霊山寺の名が見える(この時生まれた子が後の源実朝)。また、建久5年(1194年)8月8日条には、源頼朝が娘の大姫の病平癒祈願のため自ら「日向山」へ参詣したとの記載がある。

出典:Wikipedia「日向薬師」

武相四大薬師のうち「峰の薬師」と「高尾山薬王院」はこの先の関東ふれあいの道で通ることになります。

アプローチ

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コース10の終点・日向薬師バス停がそのまま起点です。今回は連続アタックですが、そうでなければ小田急線・伊勢原駅から路線バスです。ちなみにここはコース16の終点でもあります。

起点〜日向薬師

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コース10を終えてトイレと簡単な補給を済ませたところで起点・日向薬師バス停を出発します。バス停の右手に小路があり、その先の階段を上がるのですが、いきなりこのコースのクライマックスへと誘われます。

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仁王門には金剛力士が控えていて睨みを効かせています。言葉こそ発しませんが、阿形も吽形も迫力は満点。ずっと凝視されている感覚になるから不思議です。こうして古くから参拝者たちを見つめてきたのでしょうね。

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奥へ進むとのぼりに囲まれた階段があります。登りきったそこに茅葺屋根の立派なお堂が現れます。

日向薬師〜順礼峠

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薬師堂(本堂)は大きな懐を開いて迎え入れてくれました。その姿を一言で表すと泰然。揺るがないどっしりとした重みがあります。当然のことながら、かながわの景勝50選に選ばれています。

脱帽して堂内へ踏み入ると空気感が変わります(薬師堂内は撮影不可)。正面から多くの仏像がこちらを見下ろしていて凛としています。まずはとにかくご挨拶。浄財箱の傍らには聖徳太子像があり、ちょっと「?」になりました。予習不足かな。

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宝物殿の脇から裏へ抜け、林道を下ります。途中、旅館の看板がよい目印です。この日は寄る余裕がありませんでしたが、七沢温泉は浴室の床が滑るほどツルツルのお湯です。一度お試しあれ。

丹沢大山国定公園の東稜に位置する七沢温泉郷。厚木、伊勢原奥座敷と云われる丹沢の自然と厚木市の歴史が息づいている湯の里。 その歴史は古く、昔は里人のささやかな憩いの場であったが、江戸末期(1861〜1863)頃から、 湯治場としての形を整えていったと伝えられている。

出典:温泉の歴史ジャパン

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盛楽苑の手前を曲がりセブンイレブン前の車道を越え、住宅地の裏手で山道への取り付きに当たります。鹿柵をくぐり山中へ入りましょう。里山らしい登山道を歩いた先に石畳で整備された一角が現れます。

順礼峠〜終点

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順礼峠はいくつかの方面へ向かう道の交差点です。路傍で行き交う人々を見下ろすようにお地蔵様が鎮座されています。ここでお地蔵様を入れて撮影しましょう。

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再出発し、落葉が降り積もった道を軽快に飛ばします。前方からチェーンソーの音が響いてきて注意すると、台風の影響か、大きな倒木を処理する作業中の方々と会いました。ありがたいですね、本当にご苦労様です。

物見峠むじな坂峠へは一本調子の上りをクリアしないといけません。地味に効きます。

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むじな坂峠を越えて、分岐での標識を見つけたら細い下山道へ入りましょう。あとは日陰になった斜面を一気に下るのみ。民家の間を抜けると程なく車道に出会います。そこが終点・御門橋バス停です。

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まとめ

  • 起点〜日向薬師:参道なので歩きやすく整備されています。朝の時間だったので薬師堂内に一人で入ることができました。なかなか貴重で贅沢な瞬間でした。
  • 日向薬師〜順礼峠:宝物殿には御本尊・薬師如来像などの国重要指定文化財が安置されているそうです。順礼峠までの道は里山そのものですね。
  • 順礼峠〜終点:この道は登山者も少なく、走りたくなる人も多いでしょうが、木の根が露出しているのでやりにくいかも。

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  1. 神奈川県全コース総距離:150.9Km
  2. これまでの総踏破距離:91.7Km
  3. 残りコース数・距離数:6コース・59.2Km

※上記集計ではコース設定上の距離を用いているため、実測値とは一致しません。

これで神奈川県コースの6割を踏破しましたが、神奈川県クリアへ向けてまだまだ歩かねばなりません。

最後までお読みいただきありがとうございました。次回はコース12「丹沢山塊東辺のみち」です。