はにわ旅日記

日本中を自分の足で旅したい!

関東ふれあいの道・神奈川15 権現山から富士見百景

こんにちわ、うちだまです。

関東ふれあいの道アタック7回目を迎えました。前回のアタックで都県の境を越えましたが、まだ神奈川に3コースが残っています。7回目のアタックではコース15と16を同時にクリアします。

関東ふれあいの道については「NATS自然大好きクラブ」をご覧ください】

  • コース:15 弘法大師と丹沢へのみち
  • 日程:2020年1月5日(日)
  • 距離・コースタイム:8.6Km・2時間45分

【神奈川県コースの全体図】

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(マップ1)南平橋バス停〜小蓑毛バス停

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(マップ2)小蓑毛バス停〜蓑毛バス停

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目次

  1. 今回の見どころ
  2. アプローチ
  3. 起点〜権現山
  4. 権現山〜小蓑毛バス停
  5. 小蓑毛バス停〜終点
  6. まとめ 

今回の見どころ

権現山から見る朝日を狙い、夜明け前からのアタックとしました。

標高243.5mの山頂に位置し、別名「千畳敷」と言われる広場にある展望台からは、丹沢山塊や相模湾三浦半島の遠望、富士山といった360°の眺望が楽しめる。

出典:国土交通省関東地方整備局「関東の富士見百景」

山頂から西に見る景色は関東の富士見百景に選定されているほどです。千畳敷とはすごい表現ですが、権現山は確かに広々としていますね。「冬はつとめて」と清少納言は書きました。低い標高から印象的な景色を一度見てしまうと「冬は低山」としみじみ感じてしまいます。

アプローチ

小田急線・秦野駅から路線バスで南平橋バス停へ移動しました。同じ路線でJR平塚駅からもアプローチできます。ここはコース8の終点でもあるので、連続アタックならそのまま進みましょう。

起点〜権現山

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南平橋バス停が起点なのですが、時期は正月松の内、始発バスで来たので時刻は夜明け前、周囲は本当に真っ暗闇。起点でなければ絶対降りない場所です。当然ですが、ライト必携です。

ここから権現山を経由して馬場道を通り、弘法山の手前に行くまではコース9とまったく同じ道を辿ります。その部分は以下の記事をご参照ください。

uchidama0520.hatenablog.com

人通りもなく、寝静まっている住宅地を一人抜けていきます。ここで職務質問されたらいささか自信がありません。余計なリスクを避けるためにも撮影は控えます。同じ道を一度歩いた経験値は大きく、迷いなく進めましたし、時間的にも短く感じます。

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権現山へ向かう途中から前方に男性が一人現れました。懐中電灯らしいものを手にしているだけで手ぶらです。どうも地元の方が山頂へ行くようです。その方には展望台入口で追いついて、一足先に上へあがりました。

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ちょうど夜明けに間に合い、漆黒の寒空が強烈なオレンジに染まります。本当に小さな山ですが、こんなにも魅力的な風景を見せてくれます。相模湾湘南平伊豆大島までくっきりと肉眼で捉えることができました。

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目を西へ転じれば富士山が頭ひとつ高く、その姿を見せてくれています。スマホのカメラではこれが限界ですが、透き通った空気を通して見える、あの存在感はやはり随一です。

権現山〜小蓑毛バス停

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こんなに早い時刻でもちらほらと人影があります。挨拶を交わしつつ、馬場道を弘法山方面へ急ぐと、ここで弘法山へ向かう分岐に出会います。コース9では右へ入りましたけど、今日は左の舗装路へと抜けて行きましょう。

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加茂神社を道しるべにして、その先にある消防団小屋の十字路を左折、しばらく直進すると国道246号に出ます。名古木(ながぬき)の交差点を渡ったらここから住宅街を縫うように進みます。

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途中、源実朝公御首塚(みしるしづか)の表示が出てきます。興味が湧いたのでルートを外して向かいますが、どうも現地までの距離感が掴めません。時間の経過も気になり今回は諦めて引き返しました。

小蓑毛バス停〜終点

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バス通りの歩道を、大山を仰ぎ見ながらひたすらに歩きましょう。小蓑毛バス停を通過してさらに上り坂を歩きます。大きな鳥居は大山阿夫利神社のもの。さすが立派です。

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小蓑毛バス停から先はなぜかコース上の連絡区間とされています。道路に何ら問題はなく、コース除外の理由はわかりませんが、そのまま歩きます。

徐々に傾斜はきつくなってきます。後ろから登山客を乗せたバスに抜かれました。乗っている人たちにすれば、こんなところを歩くのなんて、ちょっと奇異に見えたかもしれませんね。

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我慢強く歩いた先で、左手にバス操車スペースと自販機、公衆トイレが見えてきます。終点・蓑毛バス停です。でも、ここで止まってはいけません。到達した安堵感に浸る前にその先へ進みましょう。

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宝蓮寺は登山口のすぐ近くにあるにも関わらず、脇にそれているために登山客たちの興味を引いておらず、閑散としていました。この蓑毛から大山山頂へは幾度となく登っていますが、実はこの寺院に来るのは初めて。ここでも金剛力士像が門の中から睨みを効かせていました。

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境内には誰もいません。ひとり門をくぐり中へ入ります。正面に建つ年季を感じさせる大日堂にしっかりとお参りしました。ここが撮影ポイントです。宝蓮寺には県指定重要文化財がいくつもあります。木造大日如来坐像などと並んでこの大日堂自体も文化財に指定されています。

まとめ

  • 起点〜権現山:コース9と重複します。夜間スタートではライトを忘れずに。
  • 権現山〜小蓑毛バス停:弘法山への分岐点まではコース9と同じ。余裕があれば源実朝公御首塚も見どころかもしれません。
  • 小蓑毛バス停〜終点:連絡区間なのでバス利用でも認められますが、歩いた方が早いでしょうね。

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  1. 神奈川県全コース総距離:150.9Km
  2. これまでの総踏破距離:126.0Km
  3. 残りコース数・距離数:2コース・24.9Km

※上記の集計ではコース設定上の距離を用いており、実測値とは異なります。

神奈川コースも残り2コース! カウントダウンを迎えて、否が応でも気分が高ぶります。

最後までお読みいただきありがとうございました。次回はコース16「大山詣り蓑毛のみち」です。