こんにちわ、うちだまです。
関東ふれあいの道・埼玉編が始まっています。第1回目のアタックではコース1に続けてコース2もまとめて歩きました。
【関東ふれあいの道については「NATS自然大好きクラブ」をご覧ください】
- コース:2 奥武蔵の古刹を訪ねるみち
- 日程:2020年9月13日(日)
- 距離・コースタイム:9.5km・3時間30分
アプローチ
コース1から連続アタックのため河又名栗湖入口バス停から徒歩で10分強移動しました。直接アクセスするには西武鉄道・飯能駅から路線バスです。駐車場、トイレ、東屋があります。
起点〜竹寺
起点・小殿(こどの)バス停から歩くこと100mで取り付きがあります。そこから山道へ入りましょう。少しずつ高度を稼ぐ登り道です。
ガスが立ち込める中、人の気配はありません。道標に従い進むと、木々の間を見下ろせるところにあたり、建物の姿に気付きます。
茅葺屋根に苔が蒸しています。なぜか存在感が伝わってきました。スタート前、このお寺に対しての期待度は限りなく低かったのですが、行ってみてわかりました。ここは訪れるべき場所です。
竹寺〜子の権現
掃き清められた境内の砂利の上に竹寺は小さくも厳かな姿で建っています。静かな力が漲っていて屋根の先まで芯が通っているようです。音もなく降る霧雨がとてもよく似合います。
(前略) 山岳信仰の道場として千年余の歴史を有しております。本尊「牛頭天王(ごずてんのう)」を祀り(中略)神仏習合の姿を今に残す東日本唯一の遺構(後略)
(出典:飯能竹寺ホームページ)
寺でありながら神様がいて、鳥居と茅の輪や狛犬もあります。神仏習合とは不思議なものですね。
牛頭天王は祇園精舎の守護神だそうで、日本ではスサノオと同体だとか。何より疫難消除、厄災招福、出世開運のご利益があるそうです。コロナ禍の今、まさにお力をお借りしたい神様です。
相変わらずガスが垂れ込める道を黙々と進みます。でも、次第にすれ違う人と出会うようになり、心強く感じます。
登山道に鳥居が現れたら右へ向かいましょう。ここを登ってしまうとコース3に踏み入ってしまいます。
山小屋を思わせる建物と出会います。その右手に竹の道があるのでくぐると、大きな屋根の社務所とご対面です。
子の権現〜終点
社務所の奥へ上がると子の権現本殿があります。その脇に紅白の下駄と並んで人の背丈ほどの大わらじが立っています。ここが踏破認定の撮影ポイント、わらじをバックに自撮りです。
阿吽像の間を抜け、参道を逆に通って出て行きます。売店を通り過ぎ、二股を左へ下りましょう。舗装路を少し下った先で再び山道へ入り、九十九折の道を一気に駆け下ります。
浅見茶屋は休業中でした。ネットでよく見るお店で、甘いものでも食べたかったんですが、仕方ありません。ここからは周囲の雰囲気がどんどん下界のものに変わります。
線路沿いの道を辿っていくと遠くに駅舎が見えてきます。終点・吾野(あがの)駅に到着です。駅名に手をかざしてゴール、お疲れ様でした!
まとめ
- 竹寺の成り立ちと神仏習合や牛頭天王について予習してから行くことをお勧めします。 現地での感じ方が違うはずです。
- 子の権現へ向かう途中の鳥居では「天目指峠」に向かわないようにしましょう。それはコース3のルートです。
- アップダウンはあまりなく、トレラン向きです。それだけにスピード注意ですね。
【埼玉県コース】
- これまでの踏破距離:2コース・18.4km
- 残りコース数・距離:11コース・137.1km
【関東ふれあいの道全体】
- 神奈川県コース:150.9km(全踏破)
- 東京都コース : 91.9km(全踏破)
- 埼玉県コース : 18.4km
- 累計踏破距離 :261.2km
※上記の集計ではコース設定上の距離を用いており、実測値とは異なります。
最後までお読みいただきありがとうございます。次回はコース3「伊豆ヶ岳を越えるみち」です。