はにわ旅日記

日本中を自分の足で旅したい!

関東ふれあいの道・神奈川10 宮司さんより早かった?! 朝のお詣り

こんにちわ、うちだまです。

関東ふれあいの道アタック5回目はコース10から12まで一気にクリアを狙います。駅からの繋ぎ歩きを含めるとざっと30Km、山も越えます。まずはコース10からご紹介しましょう。

関東ふれあいの道については「NATS自然大好きクラブ」をご覧ください】

  • コース:10 太田道灌日向薬師のみち
  • 日程:2019年12月27日(金)
  • 距離&コースタイム:8.5Km・2時間30分

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【目次】

  1. 今回の見どころ
  2. アプローチ
  3. 始点〜比々多神社
  4. 比々多神社〜上粕屋神社
  5. 上粕屋神社〜終点
  6. まとめ

今回の見どころ

相模国三之宮である比々多神社ははずせません。

奈良・平安の時代、都から各国々に派遣された国司(現在の県知事)は、担当の国に到着するとその国の主な神様にお参りをして平和と安全を祈願しました。
そして、一番始めにお参りする一番神格の高い、大きな神社を一の宮、二番目にお参りする神社を二の宮と順序を作りました、国府(現在の県庁)近くの総社には日々のお参りをいたしました。

一之宮 寒川神社
二之宮 川勾神社
三之宮 比々多神社
四之宮 前鳥神社
平塚八幡宮(1国1社の八幡宮・五之宮格)
総社  六所神社

(出典:六所神社ホームページ「相模六社巡り」

普段は寒川神社へ行ってばかりなので、比々多神社は今回初めてお邪魔します。 

アプローチ

コース9の終点・坪ノ内バス停がそのまま起点となります。コース9から連続アタックの場合はそのまま出発できますが、今回はここから歩き始めます。スケジュール構成により小田急線・鶴巻温泉駅から徒歩で繋ぎましたが、もちろん路線バスでのアプローチも可能です。近隣に在住という地の利を活かして始発電車で乗り込みました。

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始点〜比々多神社

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霧雨が舞う中、起点・坪ノ内バス停に着いたときは完全に夜の状態でした。時計を見ても夜明けまではまだ30分以上あり、非常に暗いです。

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失敗したのはライトを持ってこなかったこと。市街地ウォークと思い、装備していなかったのですが、国道から離れた細道や雑木林を通るためやむなくスマホの明かりで代用しました。

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長福寺を通過するころには徐々に空が白み始めますが、雨雲が残っているせいで日の光は届きません。心の中では夜明けを切に願うばかり。やはり準備不足は良くないですね。

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いつも以上に指導標識に気を使って暗がりを歩いていき、ふと案内板が見えてきます。思ったより近くに比々多神社はありました。

比々多神社〜上粕屋神社

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正面へ回り、威厳を感じる鳥居を前にして立ち止まります。奥に見える本堂の佇まいには存在感があります。境内にはまだ明かりはなく、誰もいない参道へ踏み入りました。

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お詣りを済ませ、出て行こうとしたところで社務所から出てきた方とご挨拶。本堂が開けられて明かりを点くと神社が目覚めて、周囲に力を発してきました。さすが神域。朝のお勤めでしょうか、大きな太鼓の音が響くのを聞いて身が引き締まります。空も明るくなり、神様へ感謝。気持ちも新たに次のポイントへ向かいましょう。

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上粕屋神社へは住宅街の中を通過します。徐々に地域の人たちが姿を見せてきました。公園に似た雰囲気の場所が見えてくれば、上粕屋神社の石碑が目に入ります。

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ところでこの近くには伯母様(おばさま)という地名があります。その昔、北条家からこの付近一帯を所領として与えられた人の伯母様にゆかりがあるとか。地名って不思議だな〜

上粕屋神社〜終点

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神社へ寄る前に太田道灌の墓へ向かいます。上粕屋神社の石碑を通過して十字路があります。七人塚が目印ですが、ここを右折します。突き当たりを右へ行けば太田道灌の墓はあります。敷地内へ入り、墓前に立てられた説明板が撮影ポイントです。

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江戸城を築城したことで有名である。武将としても学者としても一流という定評があっただけに、謀殺されてこの世を去った悲劇の武将としても名高い。

出典:Wikipedia「太田道灌」

学者として名高い人というと菅原道真を思い浮かべますが、太田道灌も知られていますよね。非業の最後だったところも両者は似ています。

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上粕屋神社の脇の道を進み開けた場所へ出たら、正面を見上げましょう。産業能率大学の建物が見えます。この辺りは標識がないですが、そのまま向かいます。

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産能大を通過した後も標識と標識の距離が離れているところがありますが、全体的な方角を掴んで進めばルートを外さずに行けると思います。県作成の地図がやや大雑把かな〜

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高部屋交差点に出たら、後は一路日向薬師へ向けて進むのみ。バス停をひとつずつ目標にして緩やかな傾斜を登っていきます。みかん直売所のノボリも見えたりして、のどかな地域です。十二神橋を越えて左手にバス操車スペースと小さな商店が現れたら、終点・日向薬師バス停です。

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まとめ

  • 始点〜比々多神社:半分明かり無しの状態で突破してしまいましたが、標識も多く迷う道ではないです。
  • 比々多神社〜上粕屋神社:相模国三之宮は初詣でも大賑わいでしょうね。相模六社を巡るのも面白いかも。やはり朝の神社は気持ちいい。
  • 上粕屋神社〜終点:太田道灌の墓は住宅街の一角にあり、「あ、ここ?」という印象です。日向薬師バス停にあるトイレは改装されてましたね。
  • 全般に舗装路の多い市街地です。ランで時短も可能でしょう。

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  1. 神奈川県全コース総距離:150.9Km
  2. これまでの総踏破距離:82.9Km
  3. 残りコース数・距離数:7コース・68.0Km

※上記の集計ではコース設定上の距離を用いており、実測値とは異なります。

最後までお読みいただきありがとうございました。次回はコース11 「順礼峠のみち」です。