はにわ旅日記

日本中を自分の足で旅したい!

大山街道Walking・柏尾通り(4)待つのは雷神

 こんにちわ、うちだまです。

 大山街道アタック第1弾・柏尾通りもいよいよ大詰め。前回で戸沢橋から石倉橋へたどり着きました。今回は大山詣りの最終盤、山頂・阿夫利神社奥社(奥の院)を目指します。

【柏尾通り概略】※見にくくてスミマセン

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 なお、石倉橋までの道のりはこちらをご覧ください。

uchidama0520.hatenablog.com

目次

  1. コース概要
  2. アプローチ
  3. 石倉橋〜雲井橋
  4. 雲井橋〜阿夫利神社下社
  5. 阿夫利神社下社〜大山山頂
  6. 大山山頂〜大山ケーブルバス停
  7. まとめ

コース概要

 標識に「大山」の文字が現れ始めます。道路に傾斜がついてきて山に向かっていることが実感できます。

 こま参道を抜けてケーブルカー駅を過ぎると舗装路から一変、山道の様相になります。阿夫利神社下社を通過して登山道(表参道)に入ると、登りは本格化します。

アプローチ

 石倉橋には小田急線・伊勢原駅から路線バスにて石倉橋バス停へアクセスします。もちろん下糟屋方面から連続して踏破するのでも問題ないです。

石倉橋〜雲井橋

 それでは石倉橋交差点から再開しましょう。

 実はここ、数多ある大山街道の一大合流点なのです。ほとんどの通りが結局はここへ行き着きます。 街道の要所ですね。

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 当然ここには道標が置かれていましたが、現在は移設されているそうで見ることができません。

 信号を越えてまっすぐ行くと鳥居が見えます。

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 これは上粕屋比々多(かみかすやひびた)神社です。安産の神様だとか。今は先へ急ぐこととして前進しましょう。

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 バス停を順に越えて行きます。三の鳥居をくぐって緩やかな坂道を登って行きます。この辺りから橋が数多く登場します。

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 新玉橋を渡った先を右折すると、目前に大きな門が出現します。

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 ここから道の両側にお店や宿坊などが軒を連ねます。往時の雰囲気が感じられますね。

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 良弁(ろうべん)の滝は大山寺を開山した良弁僧正が最初に水行を行ったところと言われています。その先に見える分岐を左へ入りましょう。そこが豆腐坂です。

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 大山の麓は水が良く、豆腐が有名です。夏の盛りに参拝者が奴豆腐を手に載せて食べながらこの坂を登ったのだとか。むしろ歩きにくい(笑)

 坂を登るとこま参道の入口です。

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 今回は左の紅葉坂で行きましょう。途中、茶湯寺(ちゃとうでら)があります。供養に行くと必ず亡くなった方に会えるとか。独特な雰囲気でした。

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 紅葉坂はこま参道と合流します。そこから数段の階段を上がっていけば、すぐに雲井橋にたどり着きます。

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雲井橋〜阿夫利神社下社

 下社へ行くには男坂女坂があります。その分岐点にあるのが八意思兼(やつごころおもいかね)神社です。

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 見た目からここを神社だと思っている人の方が少ないかもしれません。男坂は右手の石段から始まります。

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 段差はあるものの、登りは男坂の方が逆にやりやすいです。一気に登り詰めましょう。女坂と合流し、トイレの前を通過すると茶屋が出迎えてくれます。

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 一番奥に見える黄色の暖簾が「ルーメソ」です。これに関してはこちらの記事に書いています。合わせてご覧ください。

uchidama0520.hatenablog.com

 さあ、正面に見える石段を元気よく上がって行きましょう。

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 華やかで荘厳な阿夫利神社下社に到着です。でも大山詣りはまだまだこれから、終わりじゃないですよ。

阿夫利神社下社〜大山山頂

 拝殿の左奥へ進むと立派な門があり、その向こうに急傾斜の石段が見えます。

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 これが登拝門です。このルートでは丁目の刻まれた石柱が目印で、それを追って登りましょう。

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 この日は曇り。標高が上がると冷えます。体を冷やさないためにもノンストップで歩きます。

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 整備された登山道を行くと鳥居が現れます。一つ目をくぐり、霧の中を進むともう一つ見えてきます。

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 その向こうに見えるのが阿夫利神社の前社です。やったあ、山頂です!

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大山山頂〜大山ケーブルバス停

 前社の隣に売店があり、うどんを食べている人もいます。実はその隣が社務所です。

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 建物の裏手に回りましょう。そちらに狛犬とともに社が控えています。

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 終点・大山阿夫利神社奥社に到着です! これにて「柏尾通り大山詣り」達成!!

 ちなみに奥社には雷神が祀られているそうです。大山は別名「雨降山」ですので納得です。お食事中の皆さんを横目にお参りさせていただきました。

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 ベンチにはたくさんの家族連れ。お昼時ということもあり大混雑です。汗冷えがひどく、簡単に補給を済ませて退散しました。

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 下社までは来た道を軽快に飛ばして帰り、そこでやっとこの日一番の景色を見ることができました。その後は疲れた足に注意して女坂を降り、こま参道を抜けます。

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 駐車場の前を通過すると大山ケーブルバス停が見えてきます。ちょうどバスが発車時刻待ちで停まっています。ありがたい!

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 乗り込む前にお決まりですが、バス停タッチ。

f:id:uchidama0520:20200610225415j:plain お疲れ様でした!!

まとめ

 中平本では石倉橋から大山山頂までは11kmとなっています。トータルで38.8kmと表記していますが、実測データからするとやや疑問もあります。

 2日間合計で9時間13分歩きました。一日で踏破できる距離でしょう。

 今回登ったルートは大山登山道の中でも王道中の王道で、整備が行き届いています。ハイキングとして楽しむ人も多いですね。

スマホ不具合により距離の実測値は不明で、GPSデータが取れなかっためRelive動画が作れませんでした。

 

 さて、大山街道のうち、柏尾通りを使って大山詣りを完成させましたが、大山街道はまだまだたくさんあります。次にどこを攻めるか検討中です。

 最後までお読みいただきありがとうございました。次なるアタックにご期待ください。