はにわ旅日記

日本中を自分の足で旅したい!

関東ふれあいの道・神奈川12 ここが境界線

こんにちわ、うちだまです。

関東ふれあいの道5回目のアタックではコース10から12まで一日でクリアするべく連続して挑んでおり、コース10と11とで既に17.3Km・約5.5時間を歩いてきています。今回はコース12をご紹介しましょう。

関東ふれあいの道については「NATS自然大好きクラブ」をご覧ください】

  • コース:12 丹沢山塊東辺のみち
  • 日程:2019年12月27日(金)
  • 距離・コースタイム:11.3Km・3時間45分

【神奈川県コースの全体図】

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目次

  1. 今回の見どころ
  2. アプローチ
  3. 起点〜半原越
  4. 半原越〜仏果山
  5. 仏果山〜終点
  6. まとめ

今回の見どころ

宮ヶ瀬湖の東には「相州アルプス」とも呼ばれる山が連なっています。その一角を成すのが仏果山。標高こそ747mと決して高い山ではありませんが、一気に高度を稼ぐ登りと痩せ尾根のアップダウンはなかなかのもの。山頂では低山らしからぬ感動が待っています。

アプローチ

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通常は小田急線・本厚木駅から坂尻バス停まで路線バスを利用ですが、コース11から連続アタックのため、前回の終点・御門橋バス停から路線バスで移動します。1時間に一本のバスを待ちながら食事休憩。体は冷えましたが、気分はリフレッシュ。

起点〜半原越

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バスを降り立った坂尻バス停が起点です。道の反対側へ渡り、来た方向へ少し戻ります。法論堂(おろんど)林道に入り、民家がある地域を抜けると次第に寂しい印象になってきます。

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丸太小屋というお店とリッチランドという施設を頼りに舗装路を緩やかに登ります。この辺りでも台風被害は相当にあったようで、崩落も起きたとのことでした。

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半原越を目指し黙々と進むと、不意に通行止めの標識がありました(収集しにくい情報で未確認)。もしもダメなら引き返すつもりで進入します。

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確かに1〜2箇所の崩落はありましたが、全面崩落でもなく「通行注意」のレベルかと感じました(あくまでも個人的見解)。ただし路上のあちこちで大小の落石が見られたのも事実です。

半原越〜仏果山

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何度もワインディングする林道を抜けた先で半原越に出ます。右手が経ヶ岳へ登る登山口、左手が仏果山へ続く登山口です。実は起点からここまではコース17と同じ道のりですが、この半原越でルートが左右に別れます。今日はコース12なので左手の登山口から入りましょう。

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取り付きから傾斜は急です。緩やかな林道に慣れた足にこのギアチェンジは響きます。途中、ベテランのパーティと言葉を交わしました。「関東ふれあいの道に挑戦中」と告げるとみなさんが揃って深く頷いてくれました。反応が良すぎ(笑)

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革籠石山(かわかごいしやま)を通過した後は岩とアップダウンが続くので、アグレッシブに通過して行きましょう。

仏果山〜終点

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分岐を直進すると丸く小さな広場に到達します。大きな鉄の展望台が正面に見えてきますので、そこが仏果山の山頂です。

ところで「仏果」とは何か、ご存知ですか?

仏道修行の結果として得られる、成仏という結果。成仏の証果。(出典:コトバンク「仏果」

これと山名の由来は異なるそうで、室町時代の始めにこの地にいた仏果禅師がこの山で座禅修業をしたことが由来だとか。それはさておき、早速展望台へ登りましょう。

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西には丹沢山が両腕を広げて勇姿を見せています。この丹沢山地は1500m級の山塊ですが、その裾野は広くて立派です。眼下には宮ヶ瀬湖が横たわります。ちなみに言わずもがな、丹沢山日本百名山です。

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目を東に転じれば眺望は一変。遠く彼方には新宿を始めとする高層ビル群が霞んで見えて、相模湾江ノ島も見えます。市街地が一面に広がる景色は西側とは対照的。仏果山は自然と街とを隔てる境界線で、360度のパノラマは必見です。

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展望台の裏手から下山します。あ、その前にこの展望台が撮影ポイントですので、忘れずに写真を撮ってから下山しましょうね。

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登りよりもずっと距離がある登山道をひたすらに下り、ホタルの里を通過していくと徐々に民家の数が増えていきます。道祖神の角を曲がり、標識に従って進んだ先でバスがこちらを見て待ち構えていました。そこが終点・半原バス停です。

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まとめ

  • 起点〜半原越:登山道や林道の通行止め情報は縦割りで散らばっているので収集が大変。ふれあいの道の情報が一元的にわかると嬉しいですね。なお、神奈川の林道情報は県央地域県政総合センターHPに掲載されていました。

    www.pref.kanagawa.jp

  • 半原越〜仏果山:展望台からは遠く筑波山も臨めます。空気の澄む冬場がオススメ。
  • 仏果山〜終点:時短を狙う人でしたら下りをランでも行けるでしょう。半原バス停から出るバスにはいくつか行き先があるので乗り間違えのないように。

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  1. 神奈川県全コース総距離:150.9Km
  2. これまでの総踏破距離:103.0Km
  3. 残りコース数・距離数:5コース・47.9Km

※上記の集計ではコース設定上の距離を用いており、実測値とは異なります。

やっと100Kmを踏破しました。これってざっくり言うと東京駅から富士山までの直線距離に相当します。関東ふれあいの道は全長約1,800Kmですから、これの18倍。そう思うと果てしないです。

最後までお読みいただきありがとうございました。次回はコース13「山里から津久井湖へのみち」です。