はにわ旅日記

日本中を自分の足で旅したい!

関東ふれあいの道・神奈川8 おっとぉ!? リアル猪と対面

こんにちわ、うちだまです。

関東ふれあいの道へのアタック3回目、同日に3つのコースクリアを目指していますが、前回ご紹介した「神奈川7」と合わせて続けて挑みます。

関東ふれあいの道については下記リンクをご覧ください】

NATS 自然大好きクラブ|長距離自然歩道を歩こう!|首都圏自然歩道

  • コース:8 鷹取山・里のみち
  • 日程:2019年12月1日(日)
  • 距離&コースタイム:8.9Km・2時間45分

【神奈川県コースの全体図】

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【今回の見どころ】

まず鷹取神社です。ここには確かな存在感がありました。鷹取山の深い林の中に鎮座するこの神社には荘厳という言葉が似合います。もうひとつは妙圓寺。一般に「銭洗弁天」というと鎌倉ですが、ここ平塚にもあります。ただ、このお寺はそれだけではないようです。

<アプローチ>

「神奈川7」の終点・城山公園前バス停から徒歩で移動しました。地図上で直線距離を測っても大した距離ではありません。城山公園の外郭に沿って進み、JR東海道本線のガードを潜り、交差点の脇にあるファミマが補給地点です。

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ファミレスを思わせるほどのイートインスペースを持つコンビニは初めて見ました。お子様連れなど先客がご利用中だったので撮影は控えましたが、足を休める場所として大いに活用できます。この道程はコース設定上の「連絡区間」ではない部分ですので、指導標識はありません。

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<起点〜鷹取神社>

国府支所から馬場公園側へ数mのところに起点・月京バス停があります。案内板は通りを挟んで支所のそば、JA(農協)がある辺りです。

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ここから今アプローチで来た道を戻り、馬場公園の信号を左折します。住宅が立ち並ぶ地域ではありますが、およそ人と出会いません。小川にかかる諏訪の下橋を右折すると、徐々に視界が開けてきて畑が広がります。所々で農作業をする人たちがいますが、みんな黙々と下を見て自分の仕事に没頭しています。

新幹線の線路の向こうにこんもりとした山が見えます。これが鷹取山です。標高219mですが、周囲が平地なので目を引く大きさに感じます。なお、横須賀にも同名の山があり、岩山らしいですが、こちらは木々に覆われています。

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個性的な野菜無人販売所の角を左折し、住宅地の奥から分け入ると深く高い竹林に出会います。それまで柔らかく注いでいた日の光は陰ります。その先に小さなトンネルがあり、向こう側がポツンと丸く切り取られたように白く見えます。大袈裟ではなく、ここが人間と自然の境界線でした。

トンネルを過ぎてすぐのこと、おそらく10歩も進んでいなかったでしょう。登山道の向こうから異様な音が響いてきました。まるで人が両手を地面に付いて、道に溜まった枯れ葉を思いっきりかき混ぜているような不規則で乱雑な音です。とっさに足を止めて身構えました。

ひょっこり姿を見せたのは一頭の猪。登山道のど真ん中を憚ることなく真っ直ぐこちらへ向かってきます。肩タックルで受け返す、鼻先をキックする、が思いついた選択肢。ところが私の覚悟とは裏腹に猪は急転回して茂みの奥へ消えていき、事無きを得ました。ブログタイトル通りのことが起きるとは。

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気を取り直してウオーク再開です。人気の無い登山道を登ると程なくして睨みを利かせるように鳥居が現れます。そこから先は鷹取神社の社叢林で、県の天然記念物に指定されています。石段を上がりきると鷹取神社に到着です。

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木々の合間から溢れてくる木漏れ日が社殿の上から降り注いで美しいです。また、石段を振り返るとそこにも日差しが点描のように広がって厳かです。ここが撮影ポイントです。

<鷹取神社〜妙圓寺>

神社の裏から下りてゴルフ場のそばを通り、舗装路ウオークに戻ります。山を下ると車道に出ますが、しっかりした造りの門が見えてくるのに気がつくでしょう。そこが妙圓寺です。

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神奈川県平塚市の郊外にある妙圓寺は一見どこにでもあるような小さなお寺。ところが一歩境内に足を踏み入れると、他とは違う不思議な力が感じられます。それもそのはず、境内にある岩屋に祀られているのは強いお力を持った宇賀神。(中略)Jリーグ湘南ベルマーレ祈願寺でもあるこのお寺。不可能と思われた願いが叶った大物俳優F氏も、ここでご祈祷していただいたのだとか。願望成就のご利益がハンパないといわれているお寺なのです。

出典:LINEトラベルjp「願いを叶える力がハンパないって!平塚の銭洗い辯天・妙圓寺」

そんなにすごい願望成就のご利益があるとは。でも確かに何とも言えない異様な雰囲気を感じました。それがここに祀られている宇賀神のお力かはわかりませんが…

土屋銭洗辯天には赤いのぼりがいくつも掲げられていて、鳥居と一緒に集まっています。上には登らずに岩屋の方へ行きました。中は真っ暗でやや怯みますが、せっかく来たので小銭を洗わせていただきました。奉納料とお守り代を納めて出発。ちなみに岩屋の奥へ進む「胎内めぐり」というのもできるそうですが、、、私には無理です。

<妙圓寺〜終点>

妙圓寺を後にして、神奈川大学キャンパスの前を通過します。近くにセブンイレブンがあるので補給できます。

ここで道間違いを起こしました。大きな交差点に出たので指導標識があると思いましたが見当たりません。きちんと確かめずに直進しましたが、これが大失敗。西の方角へ向かって進んでいることに違和感を覚え、よくよく地図を見返して間違いに気づきました。交差点まで戻り、しばらく迷った末にやっと指導標識を発見。これは見つけにくいな〜 探し出した指導標識に従い、路地へ入ります。

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丘の斜面を上がったところで土屋一族の墓の表示が出てきます。順路から数mですので寄りましょう。古そうな石碑が目に入ります。掘られた文字には「浩宮様見学記念植樹」とあり、驚きです。土屋一族の墓石は丘の上から周囲を見下ろすように並んでいます。

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この後は指導標識に沿って進み、金目川が見えてきます。橋の手前に案内板とバス停があり、一瞬ここだと思いますが、その先に金目川を渡る南平橋があり、それを越えたところにも案内板とバス停があります。どちらも南平橋バス停です。どちらが正解かよくわかりませんが、終点に到達です。

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では、おさらいです。

  • 起点〜鷹取神社:指導標識に沿って進むので迷うところはありません。鷹取山は人が少なく閑静です。
  • 鷹取神社〜妙圓寺:山を下る道は舗装されています。大願を成就させたい人は一度妙圓寺で祈祷してはどうでしょうか。
  • 妙圓寺〜終点:神大の先にある交差点では標識を確認しましょう。

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  1. 神奈川全コース総距離:150.9Km
  2. これまでの総踏破距離:57.3Km
  3. 残りコース・距離数:10コース・93.6Km

最後までお読みいただきありがとうございました。次はコース9「弘法山と桜のみち」です。