はにわ旅日記

日本中を自分の足で旅したい!

関東ふれあいの道・群馬9 残り1kmの急登

こんにちわ、うちだまです。

関東ふれあいの道・群馬編は6回目のアタックです。前回から2ヶ月ほど間が空きました。積雪期を避けたかったのですが、進捗が滞る一方なので準備をして臨みました。
関東ふれあいの道については「NATS自然大好きクラブ」をご覧ください】

  • コース:9 大桁山登山コース
  • 日程:2024年3月2日(土)
  • 距離/コースタイム:9.8km/4時間30分

コース9の通行止めについて

群馬県のホームページではコース9は大桁山山頂〜虻田区間に崩落があり、通行止め・踏破対象除外としています(2024年3月時点)。ただし、千平駅〜山頂は通行できます。
当初は千平駅〜山頂をピストンするつもりでしたが、一部の情報から虻田側へ下山しているケースを知り、色々な状況と合わせて勘案の上、自己判断により踏み込みました。
本記事は通行止め区間への立ち入りを推奨するものではありません。

アプローチ

今回で上信電鉄とはお別れです。せっかくなので少しご紹介します。

高崎駅の「ゼロ番線」ホームに単線の電車がいます。この日は始発を利用しましたが、いつ乗っても座れないということはなかったです。

上信電鉄は2両編成のワンマン運行。乗降時に運転手さんが出てきて対応するので、基本的に一番前のドアが開きます。また、途中乗車時に整理券を取るシステムで、路線バスと同じですね。

支払いは現金のみで、高崎駅では切符が買えます。運賃はまあまあします。

前回の終点だった千平駅へ到着。もちろん下りたのは私だけ。駅の設備としては小さな待合小屋とその裏にある簡易トイレのみです。周囲にお店・コンビニ・自販機はありません。

起点〜大桁山山頂


起点・千平駅を出てすぐの踏切を渡ります。踏切の手前には案内板。この日は山中の雪を想定してトレラン仕様をやめて、登山靴にロングゲイターです。


時刻は6時30分。昇ってきた朝日に凍えた空気がようやく温まり始めます。


前々日の降雪のせいか、山の路面は濡れています。早朝の引き締まった空気が心地よく、快調に林道を登っていきます。


コース8で上がってきた分岐点。その先に黄色い看板が見えますが、釣り堀があるようですね。


管理人不在でも釣ってよいそうで、セルフサービス的な釣り堀です。この時間、すでに3人の姿がありました。


しばらくは舗装路をじっくりと登り、写真のような広い分岐に出ます。ここが川後石峠です。赤い矢印の方向へ鋭角に曲がり、さらに登っていきます。


標高500m前後から日陰に雪が積もっていました。うさぎの足跡はすぐに分かります。その他たくさんの動物たちが通っていましたが、人間は私が最初だったようです。


残り1kmになってようやく山らしい雰囲気が出てきます。ここからは階段を使って高度を稼ぎます。


山頂直下の階段は写真の印象より斜度があります。雪のため足を上げなければならず、キツかったです。それでも次第に青空が広がってくるのを励みに頑張ります。


大桁山は標高836mで「ぐんま百名山」に数えられており、細長くゆとりのある山頂にはベンチもあって休憩に適しています。枝の間から見通しが効く冬の景色がいいですね。ここが撮影ポイントです。

大桁山山頂〜終点


補給のため立ち止まっているとあっという間に体が冷えてきます。喉の奥に流し込んだらすぐに出発、北側へ進みます。

北側斜面は一転して雪が深いです。この黄色テープからが自己責任ゾーン。
ルートは雪で覆われていたのではっきりしませんが、木段もあって登山道自体に問題はなさそうです。

ただ、林道に降りてくると想定通りの積雪。足が取られるほどではないですが、準備してきてよかったです。

不意に放置された廃車が現れます。人の残したものは消えません。今からでも回収してはどうでしょうか。

元々このルートは道標が乏しく、地図では分岐の存在が読みにくいです。上記の場所は左折が正解。スマホGPSが助けてくれます。

ルート上の至る所に大小の枝や倒木、落石があります。この倒木も実は腰の高さまであって跨ぐことは困難ですので、高巻きしてクリアしました。

再びロストポイントです。上記のところでは森林組合の標識が目印。確実に左折しましょう。

森林組合の分岐点を過ぎて間もなく「崩落地」に着きました。急に道筋が読み取れなくなるので、道迷いの感じがします。やや強引に迂回するのですが「反対に渡る」とだけ記しておきます。

崩落地を通過すると程なくして下界に出てきます。まずは左へ曲がりましょう。

少し歩くと終点・虻田バス停に到着です。数軒の民家はありますが、ひっそりとして静かです。バス停タッチでゴール!

まとめ

  • 千平駅から山頂まで登り続けます。もっぱら舗装路で残り1kmが木段です。
  • 虻田側へは人が入っていないため荒れ気味です。雪対策のほか、枝などを踏み潰して歩くため登山装備で臨んで正解でした。
  • 崩落地の迂回について、あえて詳細は記しません。
  • 起点も終点もコンビニ、自販機はありません。
  • しもにたバスは本数限定です。利用の際はしっかり確認しましょう。

群馬県コース

  • これまでの踏破距離:10コース・124.7km
  • 残りコース数・距離:25コース・230.6km

関東ふれあいの道全体

  • 神奈川県コース:150.9km(全踏破)
  • 東京都コース :  91.9km(全踏破)
  • 埼玉県コース :155.5km(全踏破)
  • 群馬県コース :124.7km
  • 累計踏破距離 :523.0km

※上記の集計ではコース設定上の距離を用いており、実測値とは異なります。

ご覧いただきありがとうございました。
次回はコース10「さくらの里と石門のみち」です。