はにわ旅日記

日本中を自分の足で旅したい!

関東ふれあいの道・群馬6【後編】ダルマのラッシュ

こんにちわ、うちだまです。

関東ふれあいの道・群馬編は4回目のアタックです。現在、コース6に挑戦中ですが、前回記事(前編)の続きをご紹介します。

達磨寺はその名の通りのお寺なのか、小野小町に縁の地とはどんな場所なのか、期待を胸に二つの終点を目指していきましょう。

関東ふれあいの道については「NATS自然大好きクラブ」をご覧ください】

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  • コース:6 白衣観音めぐりのみち
  • 日程:2021年11月3日(水・祝)
  • 距離・コースタイム:17.5km・4時間

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分岐点〜少林山入口バス停

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前編までの道のりで、左右に分かれる分岐点にまで来ています。白衣観音から4km弱の距離を移動してきました。

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真新しい道標が目につきます。令和2年とありますね。まずはひとつ目の終点を目指して達磨寺へ向かいましょう。

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舗装された林道の端を歩きます。交通量はないようですが、出合頭の事故が怖いです。ガードレールが途切れたところに入口が現れます。

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道は明瞭で整っていて藪にはなっていません。ただ、人の気配はありません。

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山道に踏み込んで間も無く、穴大黒があります。先人のレコによると夏場は蚊がすごいそうですが、想像できます。穴の中に大黒様があるとのことです。

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よく晴れた日中ですが、竹林の背は高く、足元では日が陰っています。時代劇の逃亡シーンで使われそうな雰囲気です。

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林道と雑木林を通過すると、民家が現れる場所に出ます。寺崎牧場さんには牛たちが大勢いました。

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この辺りから遠くに妙義山の姿が見えてきて、思わずため息が漏れてきます。肉眼ではもっと近くにその異形を感じることができます。

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ここから少し省略しますが、道標や周辺の施設を地図やGPSと照合しながら一般道を進み、上の写真の地点で左折します。

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山道を抜けた先に整備された場所があり、駐車場が見えます。そこが達磨寺の裏手になるので、建物の脇から正面に向かいましょう。

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少林山達磨寺の本堂両脇には大小様々な色違いのダルマたちが詰め込まれていて、まるで通勤ラッシュ。映像などで見たことはありますが、やはりその数には驚きますね。

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本堂の隣ではダルマを買い求める人が列を成しています。これまでの人気のない、ひっそりとした道中と違い、訪れた人たちの会話が聞こえて、笑顔が見えます。

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本堂正面の階段を降りていくと車道があり、左手に進むとすぐにバス停があります。終点・少林山入口バス停です。はにわタッチで本日ひとつ目のゴール!

少林山入口バス停〜得成寺

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車道の向かいに達磨寺の駐車場があり、トイレと自動販売機があります。ここはぐるりんのバス停でもあります。コーラを買って軽食を済ませ、トイレにも寄りました。

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仕切り直したら改めて達磨寺へ向かいます。一人のランナーがこの立派な門をくぐり、軽快に階段を登っていくのを見送り、その後に続きました。

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本堂の裏に周り、砂利が敷かれた駐車場を通過します。ここからは来た道を引き返して戻っていきますので、過程は省略します。

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再び分岐点にまで戻ってきました。直進して得成寺へ向かいます。

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ここで高崎自然歩道とはお別れです。コース5の途中から一緒に歩いてくれた道標たちへ感謝の気持ちを込めてタッチをしました。

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この先は山道を歩くことはなく、一般道を道なりに進みますが、歩行者は全くいません。道標のない交差点ではGPS確認が重要です。

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さらに道なりに行くと上の写真の地点に出ますが、要注意です。より寂しい印象ですけれども右折していきましょう。

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さらに進むと、ふと左手に山道らしい踏み跡が出てきます。自然歩道慣れしている人ほど反応しますが、これはルートではないので舗装路を直進です。

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民家が見えるところに出ますが、誰も姿が見えず、声もしません。やっと道標に出会うので、それに沿って進みます。

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収穫を終えた田んぼに沿って道が伸びています。退屈を紛らわせる意味でもジョギングで通過していきました。

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やっと交通量のある道路に出合いました。ほっと一息つく感じがします。右に向かって進みましょう。

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背の高い石柱にしっかりと文字が刻まれています。ゆるい坂道を上がって境内まで行ってみましょう。

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小町山得成寺(とくじょうじ)という名前からその由緒は想像できます。

出羽郡司・小野良実の娘小町は(略)故郷に帰る途中にこの地で大病にかかり(略)薬師如来に千日の祈願をしたところ病もすっかり癒えて故郷の出羽に再び旅立っていった(略)その千日祈願の間小町が住んでいた庵が当寺の開基となります。

(出典:古今東西 御朱印と散策

千日というと2年半以上。いくら病とはいえ長すぎます。療養のため一時滞在したということでしょうね。小野小町が去った後、寺は廃れますが再興され、徳川の時代に将軍家との縁を持つに至ります。質素な雰囲気とは裏腹に歴史深いお寺です。

得成寺〜こども園おのすみれ前バス停

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得成寺の坂道を上ると左手に墓地が見えます。少し躊躇いますが、墓地を抜ける道があるのでそこを進みます。

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二股に分かれるところでは右手にいきます。ここにはぜひ道標が欲しいですね。

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得成寺を発つ時点でおおよそゴールの時間が予想できます。ゴール地点からはデマンド方式の乗合タクシーになるため歩きながら電話をかけました。

www.city.tomioka.lg.jp

愛タクは利用者登録が必要です。利用当日に電話で登録からやると非常に時間を要したので、事前にネット上で済ませておくといいでしょう。ちなみに私は市外在住者なので運賃500円です。

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雑木林を抜けて住宅街に戻ります。丁字路では終点へ向かう前に右折します。

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400mほどで小桑観音に到着です。

開祖は得成寺・八代住職亮賢と言われる小桑観音。本尊は十一面千手観音。昔、仏法谷の奥にあったものを、盗人が持ち出そうとしたところ、あまりの重さに堤に捨てたものを、村人が見つけて仏法谷の出口に置き、その後、現在の場所に移された

(出典:JA甘楽冨岡ホームページ

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小桑観音は安産、子宝にご利益があるのだそうです。本堂の前では阿吽像が睨みを効かせて守っています。

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さあ、後はゴールを目指して駆け抜けるのみ。ラストスパート、頑張りましょう。

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とはいえ、市街地では思わぬルートロストの危険が潜んでいます。道なりに進むと上記の道が出てくるので左折します。

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北中学校のバス停を通過してすぐの小さな交差点(自動販売機があるところ)を右折します。ちなみに達磨寺からここまで自動販売機はありません。

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車が多く行き交う道路に出ると反対側に施設が見えます。その手前にバス停があり、近くに関東ふれあいの道案内板が確認できます。

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終点・こども園おのすみれ前バス停に到着して、ダブル終点ゲット。お疲れ様でした!

まとめ

  • 始点から白衣観音までの道順に注意しましょう。
  • 白衣観音は胎内を登ることができるので、余裕があれば行ってみるのもいいでしょう。
  • 千人隠れは2021年11月時点では崩落で入れません。
  • 分岐点から達磨寺へは山道が続きます。蜘蛛の巣対策は必須です。
  • 達磨寺ではダルマ関連グッズを購入できます。記念にいいかもです。
  • 得成寺へは一般道ですが、道標が乏しくGPS利用が無難です。
  • 踏破認定上は一方の終点へ向かうことで足ります。
  • 愛タク利用の場合は事前登録と、利用方法の確認をしておきましょう。

群馬県コース】

  • これまでの踏破距離:7コース・94.6km
  • 残りコース数・距離:28コース・260.7km

関東ふれあいの道全体】

  • 神奈川県コース:150.9km(全踏破)
  • 東京都コース :  91.9km(全踏破)
  • 埼玉県コース :155.5km(全踏破)
  • 群馬県コース :   94.6km
  • 累計踏破距離 :492.9km
    ※上記の集計ではコース設定上の距離を用いており、実測値とは異なります。

最後までお読みいただきありがとうございました。次回はコース7「歴史を尋ねるみち」です。