こんにちわ、うちだまです。
関東ふれあいの道・群馬編は二つ目のコースに挑戦です。時は2020年12月に遡ります。我慢の道のりが続いた後に冬の桜が静かに歓迎してくれました。
【アタックの順序についてはプロローグ「踏破順前後について」をご参照ください】
【関東ふれあいの道については「NATS自然大好きクラブ」をご覧ください】
- コース:34 桜山のみち
- 日程:2020年12月8日(火)
- 距離・コースタイム:15.6km・5時間30分
アプローチ
日本中央バス利用でアクセスしますが、今回はコース1から連続アタックしたため、ゴールと同時に再スタートしました。
起点〜塩沢バス停
起点:保美濃山バス停を出発して国道462号沿いに進みます。左手にはコース1で越えてきた神流湖が輝いていました。
スタートからしばらくはコース2とルートが重複します。緩やかに登る舗装路を歩いて行きます。
林に囲まれた道路には眺望もなく、我慢しているとまもなく道が左右に分かれます。今回はここを右折しましょう。
しばらく道標を頼りに淡々と進みます。道は途中から砂利が混じります。ここから下り道に変わるため駆け足にしました。
勢いのまま下って行きます。しばらく景色の変化もなく、林道を下ります。そこへ不意に道標が見つかり、急停止。危うく見落とすところでした。
ここから山道です。登山道というよりも、里山の抜け道といった風情です。相変わらず眺望もないので黙々と下り、通り抜けた先で集落の裏手に出ます。
塩沢バス停は昭和感を滲ませていて、なかなか味があります。ここから道なりに直進します。
塩沢バス停〜桜山
道路の周りには何もありません。時折乗用車が行き交うだけで、ここを徒歩で通過しているハイカーは他に見当たりません。
次第に住宅が増えてきて、道標が左へ入るよう指示します。
緩い坂道を上がると、まもなく左の脇道が見えてきます。道標に従って踏み入りましょう。
左折してしばらくすると整備された山道に入ります。木々の合間から差し込む太陽光が気持ち良いのですが、眺望は期待できません。
再び舗装路に出ると、坂道を登って行きます。近くにはりんご園がありました。
その先が工事中となっていました(2020年12月時点)。事前に情報を掴んでおらず、軽い気持ちで進入してしまいました。
想像以上の道路崩壊が発生していました。本来、引き返すべきですが、作業者の方のご好意で通していただきました。
その先ですぐに道標があります。ここを上がりますが、途中で踏み跡がほぼ消えています。夏は草が茂って見えにくいでしょう。
踏み跡を上がると広場に出ます。右手に進み、真っ直ぐな階段があるので、ここから山頂を目指します。
階段を上がり切ったら桜山山頂です。標高は591mで高尾山とほぼ同じですが、記念碑や案内板などで場所が埋まって手狭です。
コース設定としては山頂で引き返すのですが、ルート外に撮影ポイントが設定されているので、山頂を越えてさらに進みます。
桜山〜終点
第一駐車場に向かって下りると、綺麗な建物があります。ここが桜山管理棟で、踏破認定の撮影ポイントです。
撮影を終えたら、もう一度桜山に登り返します。せっかくなので展望台に寄りましょう。
やっと山並みを眺められました。柔らかな日差しに照らされて、ふっと力が抜ける瞬間です。そして、この後に今回最大の見所がありました。
登山道に戻り山頂を見上げると、そこには咲き誇る冬桜たち。暦は12月。初冬の空気の中、季節を見失いそうでした。
例年11月中旬~12月中旬にかけて桜山公園では約7,000本の冬桜が見頃を迎えます。冬と春に咲く、2度咲きの桜は全国でも珍しく、国の名勝および天然記念物にも指定されています。
(出典:藤岡市ホームページ)
冬に咲く花は全体の1/3だそうです。満開にならないことで控えめな印象があり、逆に冬の空に馴染んでいました。
桜山からは来た道をなぞって戻ります。その道のりは省略しますが、悪しからず。終点・保美濃山バス停に帰って来て、バス停タッチ。お疲れ様でした!
まとめ
- 起点と終点が同一の往復コースです。前半は我慢の展開が続きます。
- 桜山は高尾山並みの標高で、歩きやすいです。
- 撮影ポイントへは山頂を越えて下ります。
- 展望台付近から冬桜が多く見られます。
【群馬県コース】
- これまでの踏破距離:2コース・20.6km
- 残りコース数・距離:33コース・334.7km
【関東ふれあいの道全体】
- 神奈川県コース:150.9km(全踏破)
- 東京都コース :91.9km(全踏破)
- 埼玉県コース :155.5km(全踏破)
- 群馬県コース :20.6km
- 累計踏破距離 :418.9km
※上記の集計ではコース設定上の距離を用いており、実測値とは異なります。
最後までお読みいただきありがとうございました。次回はコース2「渓谷を下るみち」です。