こんにちわ、うちだまです。
関東ふれあいの道・埼玉編は6回目のアタックです。緊急事態宣言により県外遠征を控えていたため、およそ3ヶ月ぶりの再開です。
前回コース10踏破により群馬との県境に接するところまで行きましたが、残り3コースを踏破するため、一旦奥武蔵へ引き返します。
【関東ふれあいの道については「NATS自然大好きクラブ」をご覧ください】
- コース:11 義経伝説と滝のあるみち
- 日程:2021年3月27日(土)
- 距離・コースタイム:8.0km・3時間
なお、このコースは傘杉峠〜黒山三滝間の登山道が崩落により通行止めです。そのため、役ノ行者を通る迂回ルートが設定されています。(2021年3月現在・出典:東松山環境管理事務所)
アプローチ
西武鉄道を利用します。コース3で訪れたときは車を使いましたが、今回は電車でアプローチ。土曜日の二番電車はガラガラで私一人が下車しました。
起点〜登山道入口
起点・吾野駅では駅員さんの他に朝の散歩に現れた地元の方が見えるだけ。今日はコース12を連続クリアするため、後でここに戻ります。余分な荷物はコインロッカーに入れました。
駅から通りに出て意気揚々とスタートするも、この後、いきなりルートロストしてしまいました。曲がるべきポイントがわかりにくいので以下に正しい順路を記します。
まずは丁字路があり、橋が見えますが、ここは左折せずに直進します。
郵便局の先にある信号を目指して進みます。信号を通りすぎないように注意。
ここの道標は電柱の影にあり発見困難で、私も含めて直進する人は多いでしょう。ただ、この左折地点さえ押さえれば後は地図と道標で進めます。
住宅街を抜けて行くとき、多くの桜に出会いました。写真は個人のお宅や学校のそばで目に止まったものです。この他にもたくさんの花が咲き誇っていました。
川沿いの道から左折すると住宅街も終わり、緩やかに登り始めます。まだ自分以外に登山者の姿はありません。
民家の気配が消えて、雰囲気が山のものに変わってきます。右へ入る道標が出てくるのでここを入りましょう。
登山道入口〜顔振峠
林道は真っ直ぐ伸びていますが、道標が脇の山道を指示します。後で合流しますが、こういった蛇行するルート設定はふれあいの道ではよく見かけます。
林道沿いを進んでいくと小径と道標が現れます。やっと本格的に山道へ入ります。さあ、ギアを一段上げて登りましょう。
これぞ里山という雰囲気の中、登山道の周囲では緑が濃くなっています。冬枯れの時期は終わったようです。九十九折の坂をじっくりと登ります。
途中で一度集落の中を通ります。舗装路に接した後、真正面の道へ向かいます。その脇にお地蔵様が居られたので、帽子を取ってご挨拶しました。
整ったなだらかな登山道をのんびり上がります。すると、武蔵の山々が一望できる場所に出てきます。遠くにはとんがった武甲山が見えています。
ふと見上げると摩利支天尊の塔がありました。
摩利支天は陽炎を神格化したものである。(略)陽炎は実体がないので捉えられず、焼けず、濡らせず、傷付かない。(略)これらの特性から、日本では武士の間に摩利支天信仰があった。
(出典:Wikipedia)
陽炎を神格化するなんて、なかなか思い付かない発想ですよね。山や自然そのものを神と捉える思想と通じるのでしょうか。
階段を登り切ると平九郎茶屋の脇に出て顔振峠(かあぶりとうげ)に到着です。まだ時間が早いせいか、営業しておらず、周囲にも人影はありません。
にわか知識で申し訳ないですが、渋沢栄一の義兄弟・渋沢平九郎が幕末の戦いの中、死の直前にここを訪れたんだとか。コース外ですが、終点・黒山バス停の近くには平九郎終焉の場所がありました。
平九郎茶屋の脇からは気持ちのいい景色が望めます。水と食料を補給しながらホッと一息つきました。
さて、先へ向かいましょうか。ここからはしばらく舗装路を進みます。途中ではポツンとレストランがありました。穴場的な雰囲気を感じますね。
上り調子の舗装路をしばらく登っていきます。その先でやっと入り口が現れました。この階段から再び山中へ入ります。
今回の記事は顔振峠までの道のりをご紹介しましたが、一旦区切ることにします。
ここまでお読みいただきありがとうございます。「埼玉11【後編】」に続きます。