はにわ旅日記

日本中を自分の足で旅したい!

関東ふれあいの道・埼玉12【後編】脚力の限界

 こんにちわ、うちだまです。

 関東ふれあいの道・埼玉編は6回目のアタックで、コース11に続いてコース12に挑戦します。【前編】で飯盛峠まで到着し、今回は終点を目指しますが、なかなか簡単には行かせてくれませんでした。

関東ふれあいの道については「NATS自然大好きクラブ」をご覧ください】

  • コース:12 グリーンラインに沿ったみち
  • 日程:2021年3月27日(土)
  • 距離・コースタイム:22.0km・8時間10分

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飯盛峠〜刈場坂峠

 

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 飯盛峠で一休みして、時刻を確認します。通過点のタイム設定をしていなかったのですが、最終到着の目標タイムは厳しいと感じ始めていました。

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 飯盛山の山頂はなだらかでピークというより通過点です。この辺りから足取りの重さを感じ始めました。それが体の疲れか、メンタル的な疲れか、わからない感じです。

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 次なる通過点・檥峠に到着ですが、標識の字が読めません。後で確認しましたが、「ぶなとうげ」だそうです。

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 ツツジ山への標識が見えて、短くもしっかりと登る階段道に入ります。普段なら大したことがない登りですが、このときは辛く感じました。

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 傾き始めた日差しが木の間から差し込んで、誰もいないツツジは寂しいです。なお、登山地図では「横見山」です。道標には左に正丸駅とありますが、破線ルートで2時間弱。エスケープには難しいですね。

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 ツツジ山を下りると、目の前が刈場坂峠です。コース4で訪れた時は朝の時間帯でほぼ無人でしたが、今回は数台の車が停まっています。眺めのいい場所ですね。

刈場坂峠〜白石峠

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 さあ、気分も新たに先へ行きましょう。しかし、ここからの道がもっとも厳しい部分でした。以前に通ったときの記憶が薄れていて、復習しておくべきだったと後悔しました。

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 コース11と吾野駅までの引き返しを含めて、既に相応の距離を歩いています。その状態で長く伸びる直登をしっかり登り直すのは非常に堪えました。

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 カバ岳まで登り切れば、まずは一安心です。コルを一つ乗り越えてから、その先で高度を落とします。

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 山道と舗装路を混ぜ合わせて進んでいくと大野峠の標識が見えてきて、その奥に東屋が現れます。その脇からもう一度山道へ入っていくので頑張りましょう。

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 この階段が最後の登りだと確信して、そしてその先の景色を想像しながら登ります。でも、これがキツかったです。

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 この日一番の眺めはここでした。パラグライダー発進地では吹き流しが音もなくたなびいています。何か励ましてもらえた気になりました。

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 やっと道標に白石峠の文字が出てきます。これをどれほど心待ちにしていたか。白石峠に着きさえすれば、一気にゴールが見えて来るのです。

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 高篠峠を通過して舗装路1.4kmをなだらかな上り調子で進みます。淡々と歩くしかないのですが、おそらくこれで最後のパワーを吸い取られました。

白石峠〜終点

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 やっと来た。もうその言葉しか心に浮かびませんでした。白石峠です。以前訪れたときにはハイカーや自転車で大変賑わっていましたが、このときは一台の自転車が立ち去るのと入れ違いになり、誰もいません。

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 バスの時間も気になります。心身ともに疲労が溜まっていて、余裕がなくなってきています。補給をするよりも下山したい気持ちの方が強いです。

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 ここから下山路に入りますが、記録を撮る余裕がなくなってしまいました。ジョギングで下りたのですが、途中から完全に足が上がらなくなり、苦しくなりました。

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 麓の集落に出るまでの3kmがまったく駆けることができなくなりました。頭で走れと思っているのに足が出ないというのは初めての体験でした。バス停が見えたときには本当に安心しました。

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 狙ったバスに間に合いませんでしたが、無事に終点・白石車庫バス停に到着。この日のトータル移動距離は34km、疲労困憊のゴールとなりました。バス停タッチでお疲れ様!

まとめ

  • 最長の距離設定で、途中エスケープのチャンスはなかなかないでしょう。体調等、準備を整えましょう。
  • 舗装路と山道を交互に歩き、アップダウンが続きます。
  • 眺望が見えるのは顔振峠関八州見晴台くらいで、我慢の道のりが多いです。
  • コース終盤、カバ岳までの登りが正念場です。

【埼玉県コース】

  • これまでの踏破距離:12コース・138.4km
  • 残りコース数・距離:1コース・17.1km

関東ふれあいの道全体】

  • 神奈川県コース:150.9km(全踏破)
  • 東京都コース :91.9km(全踏破)
  • 埼玉県コース :138.4km
  • 累計踏破距離 :381.2km

※上記の集計ではコース設定上の距離を用いており、実測値とは異なります。

 最後までお読みいただきありがとうございます。いよいよ埼玉県クリアに王手です。次回はコース13「高原牧場を通るみち」です。