はにわ旅日記

日本中を自分の足で旅したい!

関東ふれあいの道・東京3 三つの国の交差点

 こんにちわ、うちだまです。

 関東ふれあいの道・東京編はアタック2回目を迎えました。コース3と4の連続クリアを目指して挑戦します。今回はまずコース3からご紹介します。

関東ふれあいの道については「NATS自然大好きクラブ」をご覧ください】

  • コース:3 富士見のみち
  • 日程:2020年2月15日(土)
  • 距離・コースタイム:14.7km・6時間

【東京都コースの概略図 出典:NATS自然大好きクラブHP】

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 (マップ)

目次

  1. コースのポイント
  2. アプローチ
  3. 起点〜和田峠
  4. 和田峠〜生籐山
  5. 生籐山〜終点
  6. まとめ

コースのポイント

 前回通った和田峠から稜線伝いに西へ進路を取り、人気の高尾、陣馬の山域からは離れていきます。高尾から生籐山を通って奥多摩へ向かう縦走路はアップダウンが予想されます。コース名の通り富士山の眺めを期待したいですね。

アプローチ

 JR高尾駅北口から路線バスで陣馬高原下まで行きます。高尾駅のターミナルでは始発の20分前くらいには列ができていました。その日は臨時の急行バスが用意され、ほぼ満員でした。

起点〜和田峠

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 バスが行き着いた陣馬高原下バス停が起点です。降り立った登山客で一時周囲が賑わいます。陣馬亭の脇がスペースになっていて、タバコの匂いがキツイんですが、ここで準備をします。装備の整った人から順に出発していきます。トイレに寄っていたら一番最後になってしまいました(笑)

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 和田峠まではコース2で下った舗装路をひたすらに登ります。途中、陣馬山への登山口があり、基本的に登山者たちはそちらに向かいますので、それ以降は人がいなくなりました。

 坂はなかなかの斜度で息が上がり、軽く汗をかきます。木の間から朝日が溢れてきて、下の様子を覗くと高度を稼げていることがわかります。

和田峠〜生籐山

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 朝の和田峠は閑散としています。陣馬山から下りてきたという男性のランナーと出会い、言葉を交わしました。「冷えますね」と笑顔で言うだけの一期一会も山の楽しみです。軽く手を振り、互いに別の方角へ向かいました。

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 ここから縦走の開始です。気負ったためか、ハイペースでしたね。醍醐丸から続く山々で登り下りを繰り返し、徐々に疲れが出ました。2月なのに積雪はゼロで、登山道はまるで晩秋か初冬の様子です。

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 ここの稜線がそのまま都県の境です。それを意識すると何やら特別な道を通っている気分になりました。前方には木々の合間から富士山か垣間見えます。時期や天候も関係あるかもしれませんが、道中人の気配はありません。ようやく一人を追い抜いただけでした。

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 いくつも頂点を越えて茅丸(かやまる)に登ると久々の標高1,000m越えです。標高の高さを求めない旅を続けているので、何だか嬉しい(笑) 低山を歩くことで改めて3,000m級にも登りたくなりますね。

 そこからさらに歩いてたどり着くピークが生籐山です。

生籐山〜終点

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 この生籐山が撮影ポイントです。標識は2つありますが、一応両方撮りました。ネットでもみなさん呟いていますが、2つの標識で標高表示が微妙に食い違います。0.3mの違いは何でしょうね。

 山頂はそれほど広くないものの、ベンチもあって休めます。でも眺望は少し厳しいですね。

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 空腹感が募ったので生藤山で食事にしました。山頂では私を入れて4人がいたのですが、同じように食事をする様子です。腰を下ろしておにぎりを頬張ったところでようやく西に見える富士山が目に入りました。

 スマホのカメラではこの程度ですが、肉眼ではよりくっきり捉えられます。さあ、お腹もいっぱい。体が冷える前に出発しましょう。

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 生籐山を後にしてすぐ三国山三国峠です。三叉路になっているここは東京、神奈川それに山梨という三県の交差点です。かつては武蔵、相模、甲斐ということですね。ここまでは東京・神奈川の境を歩いてきましたが、この先は東京・山梨の境を歩きます。

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 不意に軍刀利(ぐんだり)神社元社と出会います。登山道の途中で前触れもなく現れるこの社は「出会う」という言い方がぴったりです。縦走路の途中にあり、唐突な印象が否めませんが、山中にしては鳥居が立派です。立ち寄って一礼しました。

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 東屋のある浅間峠を通過です。ここでやっと県境の渡り歩きが終わります。東京都檜原村へ向けて下山しましょう。下り続けて水の流れる音が聞こえ始めたら山道はもう終わります。ひょっこりと追い出されるように車道に出ます。

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 舗装路の坂を下り、南秋川橋を渡って丁字路の信号を右折します。集落を直進すると小さなバス停小屋が見えてくるでしょう。終点・上川乗バス停です。いつものご挨拶、バス停タッチでお疲れ様!

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まとめ

【東京都コース】

  • 全コース総距離  :7コース・74.4km
  • これまでの踏破距離:2コース・34.1km
  • 残りコース数・距離:5コース・40.3km

関東ふれあいの道全体】

  • 神奈川県コース:150.9km(完歩)
  • 東京都コース :34.1km
  • 累計の踏破距離:185.0km

※上記の集計ではコース設定上の距離を用いており、実測値とは異なります。

 意外と侮るなかれ、アップダウンの連続です。前半に気負いすぎてしまい、ついペースを乱しました。辛い方は巻道へエスケープしても良いですが、やはり踏破というからには頑張りたいですね。

 上川乗バス停付近ではコンビニ、自販機など補給は期待できません。トイレはバス停の裏にありますが、バスの本数は限定的です。計画は慎重に。

 4時間半を切れたのは想定タイムより短縮できていて、満足でした。

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 最後までお読みいただきありがとうございました。次回は連続アタックで挑戦します。コース4「歴史のみち」です。