はにわ旅日記

日本中を自分の足で旅したい!

関東ふれあいの道・東京2 白い馬が待っている

 こんにちわ、うちだまです。

  関東ふれあいの道・東京編、第1回目のアタックを始めましょう。コース1「湖のみち」は不通のため(2020年2月現在)コース2から歩きます。

関東ふれあいの道については「NATS自然大好きクラブ」をご覧ください】

  • コース:2 鳥のみち
  • 日程:2020年2月2日(日)
  • 距離・コースタイム:19.4km・7時間5分

【東京都コースの概略図 出典:NATS自然大好きクラブHP・東京都環境局HP】

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(マップ)

目次

  1. コースのポイント
  2. アプローチ
  3. 起点〜高尾山
  4. 高尾山〜景信山
  5. 景信山〜陣馬山
  6. 陣馬山〜終点
  7. まとめ
  8. 今日の一品

コースのポイント

 高尾山は手軽さが魅力でハイカーだけでなく観光客が多く訪れます。奥高尾へ入っても登山者の多さは変わりません。途中、都心の街並みや相模湖を眼下に見ながらの旅になります。

 陣馬山へ向かって伸びる登山道はとても整備されていますが、高尾方面からだと相応の距離があります。白い馬が待つあの山には一度行きたいとずっと願っていました。

アプローチ

 京王線高尾山口駅が最寄りです。路線バスを使うことなく在来線の駅から直接登山口にアクセスできるのは助かりますね。

起点〜高尾山

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 高尾山口駅が起点となります。改札口近くでは冷たい空気の中、ランナーたちが体をほぐし、登山グループが談笑しています。真冬なのでトップシーズンに比べたら数は少ないと思います。

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 ケーブルカー駅へ向かう手前で右折、1号路へ入ります。緩やかにじんわり登る舗装路です。1号路には見どころが多いのですが、コース1で後日再訪します。詳しくはそのときに記すことにして今日は先へ急ぎましょう。

高尾山〜景信山

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 高尾山はやっとの思いで到達するのではなく、気楽なアスファルトの延長線上に現れます。そのため、登山装備やトレランの人たちと同じくらい、家族連れやカップルの姿も見られます。

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 ここから見る丹沢の山なみは美しく、多くの人に愛される理由がわかります。富士山と合わせて眺めるならやはり朝でしょうか。風景を写真に収めようとする人でこの場所は常に混み合いますが、人影がない瞬間を捉えることができました。

 ここを過ぎれば舗装路は終わり、ようやく山らしくなります。平らにならされた道は完全にトレランロードです。後ろから次々に追い抜かされます。

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 一丁平で改めて富士山を拝んだら、小仏城山を目指します。城山では山頂から都心の街並みを一望できます。周囲にはベンチがたくさん配置されていますが、まだ時間が早くここで休んでいる人はいません。準備に忙しい城山茶屋を通り過ぎて次の山に向かいましょう。

景信山〜陣馬山

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 小仏峠でタヌキたちとご対面です。時おり東の方角が開けて景色が気持ちを和らげてくれます。木々の合間から目指すピークが垣間見えて、やがて登り道に変わります。それを越えたところで景信山へ到着です。

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 最初に見える山小屋からもう一段上にあがりましょう。そこから都心を見渡す眺望は遮るものがなく、まさに冬の低山の醍醐味です。写真では分かりませんが、都心や横浜の高層ビルといったいくつものランドマークが肉眼で捉えられます。

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 景信山は小屋メシでも有名ですが、ベテランたちが蕎麦と景色をツマミにすでに一杯始めています。この時期は山では霜が溶けて泥になります。とりわけ山頂標識付近は日当たりがよく、泥濘んでいました。ここが撮影ポイントですので忘れずに。さて、いい景色を見れて気分一新、白い馬を目指してまだまだ歩かないといけません。

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 道は木に覆われた山中を進みます。アップダウンが出てきてアクセントになっています。巻道もありますが、ここはきっちりこなして歩きましょう。明王の小屋でベンチがあるので小休止しました。

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 標識が現れるたびに陣馬山の表示をずっと追い続けていました。森に挟まれた縦走路を辛抱強く歩くと視界が開ける瞬間が訪れます。空が広がるその向こうに遠く小さく、白く長く伸びる首が見えました。これを見間違えるはずはありません。

陣馬山〜終点

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 山頂直下はひどい泥濘でした。スリップに気遣いながら足の踏み場を確かめつつ一歩一歩通るしかありません。

 最後の階段を上がった先で白い馬は待っていました。陣馬山陣場山)にはたくさんの人が集まっていて、それぞれが思い思いに時間を過ごしています。私のように長駆縦走してくる人もいれば、直下の登山口から最短距離で登ってくる人もいます。

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 実はここはかながわの景勝50選でもあります。縦走路の稜線が都県の境であるため、都でもあり、県でもあります。奥へ連なる山々が本当に綺麗ですね。

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 一軒だけある茶屋には昼時を迎えて長い列ができていました。バッジを買って広場で簡単に食事を済ませたところで人が増えてきました。早めに退散しましょうか。

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 地を這う小さな看板に従って下山ルートに入ります。和田峠に向かうまっすぐな階段を一気に下ります。結構傾斜がきついので、ここを登るのは息が上がりそうです。

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 和田峠には舗装路が通っていて車やバイクが通れます。駐車場があるので陣馬山へのアクセスに使う人もいるでしょう。峠から先は傾斜のある舗装された林道をひたすらに降りるのですが、下からはアタックするランナーや自転車が次々に現れます。幾人かのランナーが坂を駆け登りながら挨拶をしてくれました。いやあ、余裕だなあ。

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 山下屋の角を左折してすぐ終点・陣馬高原下バス停があります。到着の1、2分前にバスは出てしまっていて、そのまま1時間待ちとなりました。でも無事に到着したのでホッと一息です。最後はバス停にタッチしてお疲れ様!

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まとめ

【東京都コース】

  • 全コース総距離  :7コース・74.4km
  • これまでの踏破距離:1コース・19.4km
  • 残りコース数・距離:6コース・55.0km

関東ふれあいの道全体】

  • 神奈川県コース:150.9km(完歩)
  • 東京都コース :19.4km
  • 累計の踏破距離:170.3km

※上記の集計ではコース設定上の距離を用いており、実測値とは異なります。

 都内でも指折りの人気ハイキングコースを通るので時期や時間帯によっては混雑もあるでしょう。気楽な山散歩というには距離が長いですが、奥高尾を楽しめる縦走ルートです。5時間半を切ったタイムはまずまずですね。

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今日の一品

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 バスはJR高尾駅北口に着きます。駅舎に付設された一言堂 Ichigendoさんのきなこクリームパンを買いました。以前は高尾天狗パンという名前だったそうで、天狗の焼印付きです。

mttakaomagazine.com

 クリームにコーンフレークが混ぜ込まれていて、これがザックザクして食感良し。ピーナッツバターのような風味がこれまた良し。美味しかったなあ。おみやげにして家族でいただきました。ごちそうさまです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。次回はコース3「富士見のみち」です。