はにわ旅日記

日本中を自分の足で旅したい!

関東ふれあいの道・群馬22 いわくつきのエリアへ

こんにちわ、うちだまです。

関東ふれあいの道・群馬編は13回目のアタックです。
北関東の夏といえば酷暑とゲリラ雷雨です。前回アタックから2ヶ月以上間が空きましたが、この過酷で危険な条件を避けるべくお休みしていました。さて、再開しましょう!

群馬県全35コースの中でも過去の挑戦者たちをときに困惑させ、ときに憤らせてきた、いわくつきのエリアがあります。それがこれから踏み込む「赤城エリア」で、具体的にはコース22〜27+35の部分です。
交通の不便さ・整備の未実施・安全面などから踏破が困難な難路として知られています。その取り掛かりとして今回コース22にアタックします。
ちなみに「赤城エリア」とは筆者が勝手に名付けた呼称ですので、ご了承ください。

  • コース:22・ツツジのみち
  • 日程:2024年9月23日(月・祝)
  • 距離/コースタイム:12.8km/4時間

アプローチ


群馬県アタックの中心である高崎駅から在来線で移動します。今回は両毛線を利用して前橋駅を目指しますが、車両の色は他の路線と同じなので、行き先をしっかり確かめましょう。


前橋駅にはコンビニとマクドナルドが隣接しているので、時間が合えば買い物や朝食も可能です。


北口のバスロータリーは大きく、乗り場の作りがオシャレですね。赤城山方面は6番乗り場で、富士見温泉行きに乗って、富士見温泉から赤城山ビジターセンター行きに乗り継ぐことにしました。その他に乗り継ぎなしの直行便もあります。


前橋駅から約1時間30分のバス旅で前回アタックの終点へ戻ってきました。快晴の赤城は空気がひんやりとしていて、降車した瞬間に季節の移ろいを感じます。

起点〜鳥居峠


大沼のほとりに位置する起点・あかぎ広場前バス停です。駐車場に置かれた車の数だけハイカーがいることを表していて、それがそのまま赤城山の賑わいを想像させます。


バス停を出発し、左へ向かいます。この通りはバスが通るほかにも一般の車が割と多く通るので気をつけましょう。


緩やかな坂を登っていき、覚満淵入口バス停の向かいにトレイルへの入口があります。


久しぶりに自然歩道を行くので楽しみです。このとき、連続踏破で訪れるコース25で悲劇が待っていることをまだ知りません(笑)


スラローム型の柵は初体験です。ここもクマが出ているのですね。新調した熊鈴を消音モードからONに切り替えました。


木漏れ日が気持ちよく、無意識に駆け出していました。序盤のトレイルとしては最高です。


写真がうまく撮れていませんが、池というか沼というか、木々の合間から覚満淵が見えています。撮影ポイントですので、忘れずに自撮りしましょう。


覚満淵の周囲を一周するのが本来のルートですが、木道の補修のため西側が通行できません。左折して鳥居峠へ向かいます。


道標に従って通り抜けていくと展望台レストランが見えてきて鳥居峠に到着です。

鳥居峠〜血の池


案内板と道標の手前からトレイルに入り直します。それにしても天気良し。展望台レストランのビールとかソフトクリームとか魅力的ですが、今回はパスですね。


ここから地蔵岳を巻いて進むのですが、登り基調です。途中には階段も出てきて割としっかり登ります。


登りきったところで小沼方向へ右折です。


小沼駐車場がある舗装路に出ます。トイレもあります。小沼は茂みが邪魔して見通しが悪いので、ちゃんと見たい方はルートを外れて下りてみてください。


走りやすいトレイルに入るのでついまっすぐ行きそうになりますが、ススキの中に道標があり、右折します。


ここではAに踏み跡があり、筆者はAへ進みましたが、正しくはBで木段があるはずです。


といっても、下に降りるとAでもBでも合流するので問題ありません。


小沼の西側斜面は笹藪が深いです。ただ、現地に行くと踏み跡がはっきり見て取れるので、そこまで怖がるものではないです。


薮に慣れたところで不意にふれあいの道プレートが見つかります。右手に木段があり、登れるようになっています。


さらに藪の中を進むと血の池に着きます。物騒な名前ですね。由来となる伝説があるので興味があればお調べください。

小沼から更に奥にある血の池は、普段、水は枯れていますが、まれに水がたまる時があります(年に1回あるかないか?)。(略)窪地にあるので風の影響を受けにくく、きれいな水鏡になります。
(出典:前橋まるごとガイド

前日までに結構な雨が降ったせいか、ちゃんと水がありました。
あ、これって稀なんだあ。年に一度の姿を見ることができてラッキーでした。

血の池〜終点

血の池までは笹が深く路面が良くないため走れませんが、その後は気持ちよく走れるシングルトレイルが続きます。


目の前に掘削設備が現れたら右へ迂回です。地熱資源を調査しているのだとか。


いったん舗装路へ出て進みます。


駐車場の奥にトレイルへの入口があります。案内板と道標があるので、よくわかります。


ここからはアップダウンがあるルートです。刺激の入るトレイルなのでイケる方はぜひ。筆者はこの後の行程も考えて登りは歩きました。


軽井沢峠では道標があるので問題ないですね。左折はロストです。


荒山への分岐点に着きました。登り基調はここまでです。奥に休憩小屋が見えますが、ここで寝袋ひとつでビバークした強者が過去にいます。


分岐を過ぎると下っていきますが、ときおりガレたところがあるので走り続けるわけでもありません。棚上十字路を左折してさらに下っていきます。


先行するランナーの背を追いました。棚上十字路の後はとても走りやすい!
この後は下り基調で一気に進めます。ただ、粘土で足を滑らせたところもあるのでお気をつけあれ。


最後の沢を越えるのは吊り橋です。ここまで来るともうすぐです。


締めくくりは鉄階段。意外と長くて息が上がりました(笑)


階段を登ったところが終点・赤城温泉です。後半は下りで調子がよかったせいか、楽に到着できました。


案内板にタッチポーズでまずは本日一つ目のゴール。お疲れ様でした!
この日は連続踏破の予定なので、まだまだ先は長いのです。

まとめ

  • 前橋駅からのバスは乗り継いでいくものと直行便とがあります。ダイヤは確認しましょう。(関越交通リンク
  • 前半は登り基調でアップダウンのあるトレイルも含みます。棚上十字路以降から気持ちよく走れるでしょう。
  • 小沼西側の斜面は笹藪ですが、落ち着いて進めば問題ありません。
  • 9割方がトレイルで、小沼駐車場を過ぎるとトイレはありません。自販機などは期待できないので要準備です。
  • 終点・赤城温泉に公共交通機関はありません。踏破計画は慎重に立てましょう。
  • ヤマレコでも記事を公開しています。よかったらどうぞ。

群馬県コース】
 これまでの踏破距離:23コース・237.5km
 残りコース数・距離:12コース・117.8km

関東ふれあいの道全体】
 神奈川県コース:150.9km(全踏破)
 東京都コース :  91.9km(全踏破)
 埼玉県コース :155.5km(全踏破)
 群馬県コース :237.5km
 累計踏破距離 :635.8km
 ※上記の集計ではコース設定上の距離を用いており、実測値とは異なります。

ご覧いただきありがとうございます。
この後はコース23が不通のためスキップしてその先へ向かいます。
そのあたりの連絡道の様子も含めて次回はコース24「赤城南面陽光のみち」です。