こんにちわ、うちだまです。
関東ふれあいの道・群馬編は12回目のアタックです。
群馬県コースを俯瞰すると、妙義山〜榛名山エリアで標高を上げてから渋川へ一度下り、子持山〜赤城山エリアに向かって再び上げていきます。今回はいよいよ赤城山への序章として、その麓を目指します。
- コース:21・カラマツと熊笹のみち
- 日程:2024年7月13日(土)
- 距離/コースタイム:13.7km/5時間50分
アプローチ
高崎駅から上越線に乗り、渋川駅へ向かいました。吾妻線でも渋川駅には行けますが、どちらも同じ車両を使っているので、見た目には区別つきませんね。
この日は3連休初日ということもあり、渋川駅では多くの人が降りました。
深山行きのバスは4番乗り場に来ます。渋川駅から30分ほど乗ることになります。バスはワゴンタイプですが、交通系ICカードが使えて便利。なお、日曜・祝日は運休です。
乗客は自分だけで、途中から乗り込む人もなく一気に終点まで到着。
降りるときに運転手さんから下山ルートを尋ねられました。「帰ってくるはずの人がバスに乗ってこないと心配だから」とのこと。お気遣いに感謝です!
起点〜赤城キャンプ場
コース20で終点だった深山バス停に再び来ました。ここが起点です。道標は微妙な向きを示しているのですが、現地に行けばまあ、わかります。
コース20では正面の坂道を下ってきましたが、今回は川を渡って左へ向かいます。それでは出発です。
最初の分岐では木に貼る方式の道標が右を示します。ちなみにこのコースは前半が林道、次の4分の1がトレイル、最後の4分の1が一般道と頭に入れましょう。
道標がなくても序盤は赤城キャンプ場を示す標識が多くあるので、それに従います。
分岐やトレイルの入口があっても林道だけに集中して進みましょう。人の気配もなければ、動物が出てくる感じもなく、至って静かです。
車が通ってもよさそうな印象ですが、キャンプ場が閉鎖されているので交通量はゼロ。登りランのトレーニングですね。
同じ風景が連続する中、右手の茂みに看板が顔を覗かせています。赤城キャンプ場の入口で、ここが撮影ポイント。
木々の合間から建物が見えた気がしました。すでに閉業しているもののトイレは使用可能とのこと。筆者は立ち寄らず、看板をバックに撮影して先へ進みました。
赤城キャンプ場〜「新旧ルート分岐」
なおも舗装された林道を登り続けます。右側に整ったトレイルの入口が現れますが、鈴ヶ岳への南側登山口です。ここには入らないように注意です。
さらに進んだところで問題のエリアにぶつかります。この記事ではこの地点を「新旧ルート分岐」と呼ぶことにします。先人たちの記録ではここ以降が荒れているという情報が多くありますが、筆者はそこへは入らずに右へ進みました。
「新旧ルート分岐」以降のルートについて
上記の写真にて破線で示す方に道標が写っていました。つまり、右の明るい道ではなく、茂みの奥へ進めと指示する道標で、先人たちはそれに従って茂みへ踏み込んでいます。
しかし、県の地図と筆者のGPSログを比べると、同じ軌跡であることがわかります。つまり、筆者は県の地図通りに踏破したと言えます。
また、先人たちのログを見ると、荒廃した状況で道を見失うなどの困難に陥っているのは青く示した【A】のエリアです。「何とか突破して林道に復帰した」という証言もあり、先人たちがどのように通ったのかが想像できます。
以上から、あくまで筆者の推察ですが
- 「新旧ルート分岐」にある道標以降のルートはすでに廃止されていて、県の地図ではそのエリアに立ち入ることを指示していない
- 県は地図の軌跡を修正しただけで、現地の道標や案内標識は古いまま放置している
- 現在の正規ルートは「新旧ルート分岐」を右へ進むことである
と結論づけています。
群馬県側には未確認なので不明確ですが、筆者の想定通りならば情報提供が著しく不足して現地状況が誤っています。先人たちは道迷い的状況を強引に突破していますので、安全・安心な踏破をお考えの方には筆者の進み方をお勧めします。
「新旧ルート分岐」〜終点
改めて進みましょう。ここから路面はトレイルになります。車両が入った痕跡が見られますが、トレランレースが予定されているようです。
ふと右へ入る分岐が現れます。ここを見逃さないようにしましょう。
曲がるとすぐにゲートらしき門柱があり、そこにふれあいの道プレートがあります。ここからトレイルが本格化します。
レース準備のため整備が入ったのでしょう。落枝などは排除されており、非常に整っていて快調・快適です。
笹に覆われた木段はしっかりとした傾斜があってキツいです。
木段を登り切ると出張峠。そのまま直進して下っていきます。一見藪に見えますが、シングルトレイルが明確にあるので心配無用です。
トレイルを抜けたら右へ曲がります。薮になっているのは出口付近のみです。
コース21は以前と終点が変わっています。古い道標が残されていますが、それには従わずに左折しましょう。
大沼越しに赤城山の稜線を見上げて、思わず声が漏れ出ました。正面の黒檜山にはコース35で登るので楽しみです。
大沼の周囲を走ります。赤城神社へ入るのが正規ルートですが、その後渡る橋が補修中のため直進して回避します。
大沼をおよそ半周して終点・おのこ駐車場に到着。あかぎ広場前バス停は通りを挟んで向かい側です。
累積標高1000mアップを踏破してホッと一息。タッチポーズでゴール、お疲れ様でした!
まとめ
- 起点から出張峠まで林道とトレイルの登りが続きます。
- 「新旧ルート分岐」以降の旧ルートエリアに入らなければ、荒れている箇所や迷う場面はほぼありません。
- 「新旧ルート分岐」以降では筆者の進み方をお勧めします。
- 大沼から見る赤城山はとても美しく、印象的です。
- ヤマレコでも記事を公開しています。よかったらどうぞ。
【群馬県コース】
これまでの踏破距離:22コース・224.7km
残りコース数・距離:13コース・130.6km
【関東ふれあいの道全体】
神奈川県コース:150.9km(全踏破)
東京都コース : 91.9km(全踏破)
埼玉県コース :155.5km(全踏破)
群馬県コース :224.7km
累計踏破距離 :623.0km
※上記の集計ではコース設定上の距離を用いており、実測値とは異なります。
ご覧いただきありがとうございます。
次回はコース22「ツツジのみち」です。