こんにちわ、うちだまです。
関東ふれあいの道・埼玉編、最初のアタックに出かけましょう。3番目の県、そして新しい道へ踏み入ることに気持ちが高まります。
【関東ふれあいの道については「NATS自然大好きクラブ」をご覧ください】
- コース:1 水源のみち
- 日程:2020年9月13日(日)
- 距離・コースタイム:8.9km・3時間50分
アプローチ
JR青梅線・川井駅からダイヤ限定の路線バスです。バス停の設置場所が西東京バスHPでの表記と実際の場所とで異なります。ちょっと焦りました。
起点〜棒ノ嶺
朝一番のバスに乗ったのは二人だけ。起点・上日向バス停で降りたのは自分だけでした。バスが走り去った方角へ向けていざ出発しましょう。このときはまだ天候回復を期待していました。
途中までは東京都コースと重複するルートを歩きます。前回下った道を今度は登るのです。早朝のキャンプ場はまだ目覚めておらず、ひっそりしています。
道標に従い、右へ踏み込むと山道になります。ここからは沢沿いを細道で上がります。朝ということもあり、人の気配を感じない登山道です。
目指す山頂へは標高差600m弱を一気に稼がないといけません。高い木々が視界を遮り、道は一途に登り続けます。加えてこの日の曇天が空気を霞ませます。我慢の登りが続く中、九十九折を乗り越えると到着です。
棒ノ嶺〜白孔雀の滝
再訪した棒ノ嶺(棒ノ折山)はガスに白く覆われて眺望はまったくありません。雨こそ降っていませんが、残念です。突き抜ける青空の景色が見たかった。水分など簡単に補給して気分を切り替えたら、すぐに山頂を後にしました。
棒ノ嶺から東に向かう尾根を下ります。その道が都県の境です。
ベンチが置かれた開けた場所に出たら権次入(ゴンジリ)峠です。ここで東京都コースと分離して、いよいよ埼玉県に突入です。道標を確認し、有間ダム方面へ下りましょう。
棒ノ嶺までで稼いだ標高を今度は一気に吐き出して下っていきます。白谷沢(しらやさわ)登山口の表示を頼りに駆け下りましょう。道は素直で写真の分岐以外では戸惑うところはありません。
権次入峠〜白谷沢登山口のルートでは登る人が殆どです。なぜなら登山口まではゴルジュを擁する沢筋で、沢筋を突破するには登る方が楽だからです。
前日に降った雨が嫌でした。沢の増水と岩の滑り具合が気になりますが、ここにきてさらに雨が落ちてきました。転びたくないなあ、と心の中でひとり嘆きます。
白孔雀の滝〜終点
いつも以上に足元を注意して下ります。でも下ることばかり気にして目指すポイントを通り過ぎてもいけません。と思っていたら、不意に登山道の対岸に標識が目に入りました。白孔雀の滝です。
登山道側からでは撮影が難しく、渡渉して自撮りしました。ここが撮影ポイントです。増水で岩が滑りますし、すぐ真下は滝なので転べば落ちます。こんなにヒヤヒヤして撮った踏破写真は初めてです。
ゴルジュを通過してなおも下ります。登ってくる多くの人が下山者を想定していません。早めの声かけと譲り合いが大事です。
雨混じりのコンディションの中、次々に登山者が来ます。中学生らしき団体(部活?)もいますが、赤ん坊を抱いた人には驚きました。
下りきって舗装路に出るとほっと一息ですが、ダム湖の色は残念ながら濁っています。有間ダムには多くのライダーが来ていました。どうやらここはツーリングの目的地のようです。
ダムを出発したら後はひたすら舗装路を下るのみ。川を越えて三叉路を直進すれば、もうそこに目指す終点・河又名栗湖入口バス停があります。
埼玉県への第一歩を記す記念すべきゴールです。いつものバス停タッチでお疲れ様!
まとめ
- 東京都側から棒ノ嶺へ向かい、まずは標高を稼ぎます。山頂では天候が良ければ絶好の景色が期待できます。
- 権次入峠からが埼玉県で、一気に高度を落とします。
- 白谷沢登山口への沢下りでは慎重に。特に大雨では要判断です。
- 起点から終点へ向かうこだわりから沢下りをしました。ゴルジュを楽しみながら登る方をお勧めします。
【埼玉県コース】
- これまでの踏破距離:1コース・8.9km
- 残りコース数・距離:12コース・146.6km
【関東ふれあいの道全体】
- 神奈川県コース:150.9km(全踏破)
- 東京都コース : 91.9km(全踏破)
- 埼玉県コース : 8.9km
- 累計踏破距離 :251.7km
※上記の集計ではコース設定上の距離を用いており、実測値とは異なります。
最後までお読みいただきありがとうございます。次回はコース2「奥武蔵の古刹を訪ねるみち」です。