こんにちわ、うちだまです。
関東ふれあいの道・東京編のアタック4回目は、コース5に挑戦しています。前回は崩落地点までの道のりをお話しました。その続きをお伝えします。
【関東ふれあいの道については「NATS自然大好きクラブ」をご覧ください】
- コース:5 鍾乳洞と滝のみち
- 日程:2020年7月5日(土)
- 距離・コースタイム:9.0km・4時間20分
目次
- 崩落地点〜富士見台
- 富士見台〜大滝
- 大滝〜終点
- まとめ
崩落地点〜富士見台
崩落地では土砂が樹木と登山道を押し流した痕が生々しく残っています。その真ん中にひっそりと進むべき方角を示す道標があります。小さな標識ですのでよく確かめましょう。
このコース2つ目の滝は綾滝です。小さな祠が置かれていて、水量も落差も十分。しぶきを上げて水が叩きつけられています。
ここから馬頭刈(まずかり)尾根を目指すのですが、この登りが厳しいです。暑さも影響しましたが、意外な急登に不覚にも息が上がってしまいました。
見た目と違うキツい勾配がやけに長く続きます。尾根に出てからもじわりと高度を稼ぎ、東京都全7コース中の最高点を目指します。
富士見台〜大滝
山頂ではないピークには富士見台という名がついています。南西方向にだけ窓のように視界が開かれていて、きっとここから富士が望めるのでしょう。
この日はあいにくの梅雨空で景色は期待できません。東屋で補給してからリスタートしましょう。標高は1,054mですので、山屋的には最高点と呼ぶのはやや物足りないですが、ここが踏破認定の撮影ポイント。標識をバックに自撮りしておきました。
分岐を右に折れて下り斜面に入ります。ここまでの体力消耗が大きく、少し余裕を失い始めていたのですが、登山道の両脇に白い花が群生していて目を奪われます。
後で知りましたが、ノリウツギというあじさいの仲間だそうです。花だから声は発しないのに、何だかものすごく主張している気がしました。
その先は渓流沿いをテンポよく下ります。転ばないように気を遣いますが、力強く音を立ててうねる水流は見ていて飽きませんね。
岩清水が染み出しているところもあり、生命力を感じます。陳腐ですけどジブリの雰囲気たっぷり。思い返すと周囲には誰もいませんでした。この空間を独占できた時間はとても貴重で幸運でしたね。
大滝〜終点
大滝は茂みの向こうにその姿だけを拝みました。滝の近くへ行くには若干道を外れないといけないので、今回はパスしました。
傾斜は次第に緩み、さらにスピードをあげたいのですが、今日はどうにも足が重たいです。橋を数本越えると不意に駐車場に出くわします。アスファルトの感覚が足裏になじみません。
ここからは急に人間らしい空間になります。採石場のような作業場があり、キャンプ場があり、車が行き交います。大岳鍾乳洞はそんな途中にありました。
東京都の天然記念物だそうですね。もしソロでなければ立ち寄ったかもしれませんが、コースクリアを優先してここもパスします。
丁字路にぶつかって左を見ると、金色の注連縄をまとった鳥居が見えます。苔むした感といい、とても独特な印象です。そんな養沢神社の正面に終点・大岳鍾乳洞入口バス停はあります。
お疲れ様でした!
まとめ
全体に眺望のない山中をじっと進んでいき、数個の滝を辿ります。なお、天狗滝から続く道筋はしっかり確認してください。渓流沿いを歩くため渡渉が数カ所あります。馬頭刈尾根への登りは侮るなかれです。
【東京都コース】
- これまでの踏破距離:5コース・67.3km
- 残りコース数・距離:2コース・24.6km
【関東ふれあいの道全体】
- 神奈川県コース:150.9km(完歩)
- 東京都コース :67.3km
- 累計の踏破距離:218.2km
※上記の集計ではコース設定上の距離を用いており、実測値とは異なります。
最後までお読みいただきありがとうございます。
次回はコース6「杉の木陰のみち」です。長雨とコロナが気になりますが、できる限り前進します。